皆さんは、LIMEX(ライメックス)についてご存知でしょうか。
近年話題となっている環境問題やSDGsに貢献できると言われている新素材のことです。
聞いたことがあっても、その特徴やメリットについてまでは分からない、という方は多いと思います。
そこで今回は、LIMEXの特徴とメリットについてご紹介します。
□LIMEXとは
LIMEXとは、日本の株式会社TBMが開発、製造、販売している石灰石を原料とした素材で、紙やプラスチックの代替えとなるものです。
LIMEXを普及させて紙やプラスチックの使用を抑えられると、森林や水資源を保護でき、石油由来樹脂の使用量も削減できます。
つまり、「海洋プラスチック問題」や「気候変動問題」などの環境問題の解決の糸口になる可能性を秘めているのです。
また、原料である石灰石は世界中にほぼ無尽蔵と言っても過言ではないほど存在しているため、LIMEXを使用しすぎても自然に悪影響を与えることはありません。
LIMEXは水と木をほぼ使わずに作られます。
通常紙を1トン作るには、木20本と水85リットルが必要とされていますが、LIMEXであれば、石灰石0.5~0.8トンとポリオレフィン樹脂0.2~0.4トンのみで生成できます。
そのため、LIMEXは環境負荷を低減させられるのです。
また、LIMEXは高い耐久性と耐水性を持ち合わせています。
主原料が石灰石であるため経年変化に強く、水にも強いLIMEXは、まさに紙とプラスチックの良いとこ取りをした素材と言えるでしょう。
□LIMEXを導入するメリットとは
*企業の環境・CSR活動
LIMEXは、現在国連が掲げているSDGsの達成に貢献できる素材であるため、LIMEXを導入すればSDGsに対応した広告宣伝が可能になります。
最近では、テレビ番組やネットニュースなどのさまざまな情報媒体で取り上げられている環境問題ですが、それに配慮した企業であると宣伝できれば企業イメージを向上させられるでしょう。
*広告のアップサイクル
前述したように、石灰石が原料であるLIMEXは、経年劣化に強く、効率的にリサイクルができる画期的な新素材です。
これまでポスターやフィルムといった広告は使用後に大量に廃棄されていましたが、LIMEXであれば、それらを回収し他のプラスチック代替え製品へと生まれ変わらせる、アップサイクルモデルも構築できます。
□まとめ
今回は、LIMEXの特徴とメリットについてご紹介しました。
LIMEXについてご理解いただけたでしょうか。
環境問題の解決に貢献できるLIMEXは今各方面から注目を浴びています。
皆さんもぜひLIMEXを使用してみてくださいね。
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