一言に「色」と言っても様々な条件によって見え方は変わってきます。
色の並べ方・組み合わせ・明るさ・光源・・・などによって同じ色でも違った色に見えてくることもあります。さらには、その「色」によって人間の心理状況にも影響を与えることがあります。
※下の図1,2,3,4,5の中の色の明るさはすべて同じなのに、
周囲の色の明るさの違いで中の色の明るさが違って見えます。
※下の図、中の色は同じ黄色です。
しかし周りの色の彩度が高いと中の色の彩度も高く見え、低いと中の彩度も低く見えます。
※下の図、中の色は同じ赤色です。
しかし周りの色の影響を受けて少し違う色に見えます。
※下の図、それぞれ補色(反対色)の関係にある組み合わせです。
互いに強調されて見えます。
※下の図、補色(反対色)の関係
注目を集める 爽やかで静かな感じの「青」や「うす紫」 異なる色でも高明度で
「赤」や「黄色」 あればバランスが良い?
明暗の差で目を引きつける
いかがでしたでしょうか?街の中を歩いていると看板やポスター、あるいは標識など自然に目に付く(引かれる)ものが多々あります。日頃から色を意識して生活するとおもしろい発見があるかもしれません。
また、目を引かれるものには何らかの共通項があることに気付くかもしれません。
チラシ・フライヤー、ポスターなどの内容は良くても配色がうまくいかないと見る人の心にはなかなか残りません。
見る人の心を引き付ける色の組み合わせを色々と考えて創り出してみてはいかがでしょうか?