型抜き加工の特徴とは?印刷業者が一挙解説!

「型抜き加工をするとどうなるの?」
「型抜き加工と他の加工の違いを知りたい。」
「自作のポストカードを作るにはどうすればいいの?」
このように思っている方もいらっしゃるかもしれません。
近頃、機械やシステムの改善により、個人でも本やTシャツなどの印刷が注文できる中、ポストカードを自作する人が増えています。
しかし、いざ自作で印刷するといっても、よくわからない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、印刷における型抜き加工の特徴についてご紹介します。

□型抜き加工の種類と特徴

型抜き加工とは印刷時に作成物を色々な形に切り抜く加工のことを指します。
型抜き加工にはさまざまな種類があり、デザインや素材の厚さ、数量によって最適な方法が異なります。
型抜き加工を行うことで、優れたデザイン性を活かした、高品質な製品を作れます。

□トムソン加工

アメリカのトムソン・マシン社が1909年に発売した自動平盤打抜き機が、ポピュラーになったことから普通名称化され、この自動平盤打ち抜き機で行う加工を「トムソン加工」といい、使用する型のことを「トムソン型」といいます。
今ではCADによりレーザー加工機や自動刃曲げ機を制御可能にしたため、以前より精度の高い型が作られるようになりました。
トムソン型は金型に比べて、製品を低コストで短期間に製作できます。

□トムソン加工で適していること・適していないこと

*適していること

トムソン加工では、はさみやカッターで切れる素材や加工が難しい繊細な形、薄い製品が適しています。
また、形状の自由度が高いことから幅広く用いられているだけでなく、生産数の少ないものを低コストかつ、短期間で製作することに適しています。

*適していないこと

トムソン加工では硬い素材のもの(厚みが1mm以下の樹脂や金属の加工)やはさみで切れない素材の加工には適していません。
また複雑な形のものもデザインによっては加工が難しい場合があります。

□まとめ

今回は、印刷における型抜き加工の特徴についてご紹介しました。
型抜き加工にはいくつか種類があり、ご紹介したトムソン加工の他にも、ビク抜きや、ブッシュ抜き、ポンス抜き、レザーカットなどさまざまな加工方法があります。
型抜き加工の特徴を知り、自分のデザインに適した加工方法を選びましょう。
「ポストカードを自作したい。」
「印刷の加工法についてもっと知りたい。」
と思っている方は、印刷の加工法について考える良い機会かもしれません。
何かご不明点がございましたら、お気軽に是非一度当社までご相談ください。

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