抗菌印刷をお考えの方へポリプロピレンとは何かご紹介します

印刷をするにあたって、抗菌印刷や、印刷の素材にPP(ポリプロピレン)の使用を検討されている方はいらっしゃいませんか。
抗菌印刷もPPも、それぞれに大きなメリットがありおすすめです。
今回は、抗菌印刷とPPについてご紹介します。

□抗菌印刷とは

まず、抗菌印刷についてご紹介します。
抗菌印刷とは、製品に抗菌剤入りのニスをコーティングすることで、その製品に抗菌効果を付加できる印刷技術のです。
「抗菌」であるためウイルスに効果はありませんが、大腸菌や黄色ブドウ球菌などの人体に悪影響を及ぼす細菌の増殖を抑えられます。

*抗菌印刷のメリット

紙製品だけでなく、PPなどの素材で作られた製品にも抗菌加工ができます。
清潔さや衛生を保てるため、どのような方にもおすすめできます。
例えば、医療機関や飲食店といった衛生を大切にされる企業であれば、抗菌印刷がよりイメージアップに繋がるでしょう。
さらに、当社で使用している抗菌剤は抗菌性、安全性共に国際規格で認証された基準を満たしています。
そのため、その証となるSIAAマークを表示でき、清潔で安全な商品として信頼性を高められます。

□PPの特徴について

次に、ポリプロピレンについてご紹介します。
ポリプロピレンは一般的にPPと呼ばれており、非常に軽いことが特徴のプラスチック素材です。
加工も簡単であり、プラスチック成形のための多くの製法に対応しています。
そのため、日常生活において最も使われているプラスチック素材と言って良いでしょう。
パッケージや下敷きといった日用品・文具から、食品容器、さらには椅子などの家具にまでこのPPが使われています。
非常に幅広く使われていますよね。
PPは、軽く、加工が簡単であること以外にも大きな長所があります。
機械的強度、耐熱性、耐薬品性や耐摩耗性に優れているという点です。
1つずつ説明していきましょう。
機械的強度は、衝撃や圧縮といった物理的な力にどれだけ耐えられるかを示しています。
耐熱性は、熱にどれだけ耐えられるかを示しています。
PPは電子レンジによる加熱にも耐えられます。
例えばタッパーにはこのPPが使われているため、是非確認してみてください。
耐熱性は一見してどのようなものか分かりやすいですが、耐薬品性というとあまり具体的なイメージが思い浮かびにくいですよね。
具体的にいうと、酸、アルカリ、沸騰した水、油などの薬品にさらしても、劣化がしにくいと耐薬品性が優れていると言えます。
最後に、耐摩耗性は摩擦によって物質がどれだけ劣化しにくいかを意味します。
これまで多くの長所を紹介してきました。
ただ、PPには長所だけでなく、短所もあります。
その最たるものとしては、耐候性の悪さが挙げられます。
耐候性という言葉は、あまり普段耳にしませんよね。
耐候性とは、プラスチックが変形、変色、劣化といった変質を起こしにくいことを言います。
耐候性が悪いこととは、それらの変質を起こしやすいことを意味します。
そのため、日光にPPをさらすと白くなってしまいます。
また、PPは一般的な接着剤によって接着できません。
そのため、接着が非常に困難な素材なのです。
接着させるためには、プライマーという特殊な塗料を表面に塗るか、表面をわざと凸凹にして接着剤が入り込みやすくし、接着強度を高めるなどの対策を取る必要があります。

□SIAAマークとは

当社で使用している抗菌剤は、国際規格が認証したSIAAマークを表示できます。
SIAAマークとは、抗菌製品技術協議会(SIAA)が定めた3つの基準を満たす製品に表示させられるマークのことです。
どのような基準なのか、ご説明いたしましょう。
1つ目の基準は、抗菌性です。
この基準を満たすためには、2つの要件を押さえる必要があることを覚えておきましょう。
1つは、抗菌加工した製品の表面が、加工されていないものと比べて、細菌の増殖割合を1%以下に抑えていることです。
もう1つは、製品の耐久性試験後も抗菌効果が確認されることです。
2つ目の基準は、安全性です。
安全性の基準はさらに4つに分かれているため、それぞれ見ていきましょう。
1つ目は、急性経口毒性です。
マウスの半数が死に至る量が、2000mg/kg以上です。
急性経口毒性は、物質を飲み込んだ時の危険性を表すと覚えておきましょう。
2つ目は、皮膚1次刺激性において刺激がない、または弱い刺激であることです。
皮膚1次刺激性とは、皮膚が物質に長く触れたときに炎症がおこるかどうかという意味です。
3つ目は、変異原性が陰性であることです。
変異原性とは、物質がDNAや染色体などの生物の遺伝情報に、何らかの悪影響を及ぼす性質であると覚えておきましょう。
4つ目は、皮膚感作性が陰性であることです。
皮膚感作性とは、物質が皮膚と接触したとき、皮膚にアレルギー反応が発生する性質のことです。
これら4つの基準を満たすことで、安全性があると言えるのです。
3つ目の基準は、適切な表示です。
抗菌剤の種類と加工部位を明示していることで、こちらの基準を満たせます。

□まとめ

今回は、抗菌印刷とPP、そしてSIAAマークについて紹介しました。
抗菌印刷は紙製品だけでなく、PPなどの素材にも加工を加えられます。
そのPPには、耐熱性や対薬品性、耐摩耗性などのさまざまな衝撃に強く、加工がしやすいというメリットがあります。
ぜひ、素材にPPを用いた抗菌印刷をご検討ください。