SDGsという言葉を聞いたことはありますか。
2015年に採択された国際目標で、日本でもさまざまな取り組みが進められています。
日本でも広まりつつあるSDGsですが、内容を詳しくは知らないという方も多いでしょう。
今回は、SDGsについて解説します。
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□SDGsとは?
そもそもSDGsとは何でしょうか。
まずはSDGsについて説明します。
SDGsは2016年から2030年までの15年間で達成が目指されている国際的な目標です。
2015年9月に行われた持続可能な国際サミットにて全会一致で採択されました。
SDGsでは、経済と環境、社会の分野をまたいで17の目標が決められています。
目標の中には細かい169のターゲットが定められており、232の指標となるインジケータが存在します。
□日本におけるSDGsの取り組みとは?
日本は日本円でおよそ4000億円をSDGs関連に投資すると宣言しました。
2019年末に発表されたSDGsアクションプラン2020は、主に3つのポイントからなります。
1つ目のポイントは、連携するSociety5.0の推進です。
2つ目のポイントは、SDGsを原動力とした地方創成です。
3つ目のポイントは、担い手としての次世代・女性のエンパワーメントです。
それぞれについて詳しく見ていきます。
*経済におけるSDGsについて
経済の観点で最も影響が大きかったのは、2017年11月に経団連が行動企業検証を改定したことではないでしょうか。
一部上場企業の約70%が加盟している団体がビジネスの力でSDGsの実現を目指しています。
具体的にはSociety5.0という考えのもとでSDGsに取り組んでいます。
社会の変革を通じて5つ目の新たな社会を築こうとしています。
*地方創成におけるSDGsについて
地方においてもSDGsの利用は試みられています。
代表的なものとして、2020年7月に発表されたSDGs未来都市があります。
この取り組みでは、持続可能な都市や地域づくりを目指す自治体を選び、政府が予算を出して支援します。
経済だけでなく、環境や社会の観点からも持続可能性を評価している点が特徴です。
*次世代のエンパワーメントとしてのSDGsについて
働き方改革や女性の活躍推進、次世代の教育振興などがこれにあたります。
上記2つの観点でカバーできない領域、とくに人に焦点をあてた内容になっています。
□まとめ
今回は、SDGsについて解説しました。
日本でも積極的にその取り組みは進められています。
政府や自治体、企業だけでなく、個人にもSDGsの考えが浸透することがSDGsを達成するために必要不可欠です。
受け身でいるのではなく、積極的にSDGsに関わっていきたいですね。