SDGsはなぜ誕生した?歴史を詳しく解説します!

突然ですが、SDGsがどのように誕生したのかご存知ですか。
名前は耳にしたことがあるけれど、成り立ちまでは知らないという方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、SDGsの歴史について詳しく解説します。
SDGsに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

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□SDGs誕生の背景をご紹介!

SDGsは、MDGs(ミレニアム開発目標)、リオ+20(国連持続可能な開発会議)と呼ばれる2つの大きな流れが融合することで誕生しました。
そもそも、「MDGs」と「リオ+20」とは一体どのようなものなのかと疑問に思われた方は多いはずです。
まずは、それぞれの内容について解説しましょう。

MDGsとは、2000年に開催された国連ミレニアム・サミットで採択された「国連ミレニアム宣言」と、1990年代に開催された主要な国際会議やサミットで採択された「国際開発目標」を統合し、大きな共通枠組みとして1つにまとめられたものです。
MDGsでは、貧困や飢餓の撲滅、幼児死亡率の減少、HIV、マラリアを始めとした疾病蔓延の防止などの世界的に重要な目標が定められています。
一方で、リオ+20とは、1992年に開催された地球サミット(国連環境開発会議)から20年を機に、再び2012年にブラジルのリオデジャネイロで開催された会議のことです。
MDGsとリオ+20の流れからSDGsが誕生したことを覚えておいてください。

□現在のSDGsの状況とは?

ここからは、現時点におけるSDGsの達成状況について解説しましょう。
2015年以降、SDGsの目標1「貧困をなくそう」、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」、目標11「住み続けられるまちづくりを」などは急速に進歩しています。
世界的に極度の貧困状態で暮らしている人の割合は、2015年は10%でしたが、2018年には8.6%まで減少しました。
また、交通インフラやインターネット接続が飛躍的に広まり、2019年には世界人口の90%が3Gまたはそれ以上のモバイルネットワークの範囲内に暮らしています。

一方で、目標2「飢餓をゼロに」と目標15「陸の豊かさも守ろう」は、まだまだ進展が見られていない状況です。
目標2が進展していない主な原因は、飢餓に苦しむ人々と太りすぎている人々が増えていることです。
目標15は、保護地区が増えているにもかかわらず、生物多様性の脅威と森林破壊などが原因であまり進展していません。
進展している目標は継続し、進展が見られない目標はしっかり改善することが重要でしょう。

□まとめ

今回は、SDGsの歴史について詳しく解説しました。
SDGsの成り立ちや現在の状況についてご理解いただけたでしょうか。
より良い世界をつくるために、日常的にSDGsを意識していきましょう。

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