日本のSDGsの達成度とは?その推移と今後の課題について解説します!

SDGsは17の目標からなり、その目標に対する達成度によって毎年国別に順位がつけられています。
現在ヨーロッパ諸国が高い順位を維持していますが、日本の順位はどの程度なのでしょうか。
今回は、日本のSDGs達成度と今後の日本の課題について解説します。
ぜひ参考にしてください。

□日本のSDGs達成度と推移

2022年に発表されたレポートでは、日本はSDGs達成度で19位にランクインしました。
日本は2017年から順位を落としており、2022年はこれまでで最も低い順位でした。
2016年から2022年の間での日本の平均順位は16.1位で、平均スコアは78.8点となっています。

定められた目標において日本はその達成度を高めてきているものの、世界的に見るとまだ十分ではないと言えるでしょう。

□日本の今後の課題

日本ではいくつかの目標において深刻な課題があるとされています。
ここでは、目標ごとの評価指標と課題を捉えていきます。

まず、目標5の「ジェンダー平等を実現しよう」です。
これは、「労働力率の男女比」や「国会における女性議員の割合」などの指標で評価されています。

特に、「国会における女性議員の割合」において、日本は深刻な課題があると評価されました。
また、非正規雇用者の割合が女性の方が30パーセント程度多いことから、賃金のジェンダー格差においても課題は残っています。

次に、目標12の「つくる責任 つかう責任」です。
ここで日本が深刻だと評価されている指標が、「電子ごみの廃棄量」や「プラスチックごみの輸出量」です。

日本の電子機器の廃棄量は2020年時点で年間約257万トンとなっており、これは世界4位の多さです。
つまり、ひとり当たり年間20キログラム程度の電子ごみを廃棄していることになるため、その量は非常に多いと言えます。

そして、目標13の「気候変動に具体的な対策を」においても課題は残されています。
日本は二酸化炭素の排出量が2018年時点で世界5位となっており、これは深刻な事態です。
世界の国が温暖化対策を取らなかった場合、21世紀の終わりには20世紀の終わりに比べて気温が3から5度上昇すると予想されているため、今後はその量を減らしていくことが求められます。

□まとめ

今回の記事では、日本のSDGs達成度と今後の日本の課題について解説しました。
日本は達成度を高めてきているものの、ジェンダー平等や環境問題に対して課題が多いことがわかります。
それらの課題に対してどのような取り組みができるかによって日本や世界の未来が変わってくるため、今後の日本の取り組みが期待されます。

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