SDGsの目標12に、「つくる責任、つかう責任」があります。
今回は、この目標を実現するために私たちにできることを紹介します。
持続可能な社会の実現に向けて、日ごろから意識していきましょう。
□「つくる責任、つかう責任」とは?11のターゲットについても解説します
この目標のテーマは、消費と生産です。
未来の世代のために、食品ロスや有価物の投棄を減らし、効率的な資源配分によってすべての人が良質なものを享受できる社会を実現することを目指しています。
*「つくる責任」とは
生産者には、高品質な資源開発を行い、生産過程での廃棄物や放出する化学物質を減らすことが求められています。
さらには、消費者へリユースやリサイクルを呼びかけることも責任を負うとされています。
*「つかう責任」とは
一方、消費者には、無駄遣いを減らし、リユースやリサイクルを行うことが求められます。
また、生産者から提供された資源を最大限活用することも生産者の責任です。
*11のターゲットについて
目標を達成するために、具体的なターゲットが11個定められています。
そこには、先進国、発展途上国などの国レベルから、大企業など、あらゆる立場の人がどのような行動をすべきかが示されています。
□私たちにできることは何だろう?
国や企業に限らず、個人の取り組みもまた重要です。
個人でできる取り組みを3つ紹介します。
1つ目は、消費期限・賞味期限の近い商品を買うことです。
消費期限が過ぎた食べ物は、お店で廃棄されてしまいます。
消費期限前に食べられる場合には、期限が近いものから購入しましょう。
また、賞味期限は、もし切れていてもまだ食べられるので廃棄する必要はありません。
2つ目は、エコな電気を選ぶことです。
エコな電気とは、太陽光やバイオマス発電を利用して作られた電気のことです。
資源を減らさず、温室効果ガスを発生させないため、持続可能なエネルギーといわれています。
電気料金が比較的安いため、取り入れやすいかもしれません。
3つ目は、リサイクルとリユースをすることです。
ごみを減らすためには、リユースとリサイクルをすることが非常に効果的です。
日ごろからごみの分別をしっかり行うこと、不要になったものを誰かにあげることなどを意識すると良いでしょう。
□まとめ
今回は、「つくる責任、つかう責任」についてお伝えしました。
国や政府だけでなく、個人が小さな心がけをするだけで未来は大きく変わります。