SDGsの世界規模の達成状況はどうなっている?

最近はニュースや新聞でもSDGsに関する話題が多く取り上げられています。
2015年に国連で採択されたSDGsですが、2030年までの達成を目指して日本でも取り組みが進められています。
そこで今回は世界全体のSDGs達成状況と日本の達成状況などについてご紹介します。
 

□世界全体のSDGs達成状況

 
SDGsの取り組みが始まってから2019年までは良いペースで進捗していました。
 
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2019年から2021年までは達成度が向上せず、わずかに低下している年もあります。
現在はSDGsの進捗は少し停滞しており、このペースでは2030年までに目標を達成できません。
そのため、より積極的な取り組みが必要となっているのです。
 
また、所得別に達成状況をみてみると、低中所得国のスコアが2019年以降低下しています。
その結果、全体のSDGs指数も低下しているのです。
 
さらに、現在起きているウクライナの戦争も影響していると考えられており、今後のSDGs達成状況に悪影響をもたらすと予想されています。
 

□日本のSDGs達成順位と目標別の達成度合い

 
2022年のSDGs達成度ランキングにおいて、日本は19位にランクインしています。
上位にランクインしているのはフィンランドやスウェーデン、ノルウェーなどの北欧の国です。
また、主要国をみると、アメリカが41位、ロシアが45位、中国が56位となっています。
 
2016年から2022年までの日本の平均順位は16.1位、平均スコアは78点ほどです。
大きく順位が変動することなく、スコアも78点前後を推移しています。
 
次に、SDGsの17の目標別に日本の達成度合いをみていきましょう。
2022年時点で達成しているものが以下の目標です
 
・質の高い教育をみんなに
・安全な水とトイレを世界中に
・働きがいも経済成長も
・産業と技術革新の基礎をつくろう
 
一方で、多くの課題が残っているものが以下の目標です。
 
・ジェンダー平等を実現しよう
・つくる責任 つかう責任
・気候変動に具体的な対策を
・海の豊かさを守ろう
・陸の豊かさも守ろう
・パートナーシップで目標を達成しよう
 
このように現在も多くの課題が残っており、目標の達成に向けて取り組みを考える必要があるのです。
 

□まとめ

 
今回は世界全体のSDGs達成状況と日本の達成状況などについてご紹介しました。
現在はSDGsの進捗は少し停滞していると言えます。
新型コロナウイルス感染拡大やウクライナの戦争などが原因と考えられています。
日本でも多くの課題が残っており、今後より一層積極的な取り組みが必要となるでしょう。
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