SDGsとは環境や社会、教育、人権などの世界のさまざまな問題の解決のために立てられた目標のことです。
いくつもある課題の中でも、環境保全は年々深刻化している問題であり、社会や経済に与える悪影響も大きくなっています。
そこで今回は、環境保全にまつわるSDGsの4つの目標についてご紹介します。
□SDGsの誓い
SDGsは「地球上の誰一人として取り残さない」誓いでもあり、地球の未来に貢献することを求めるものだといえます。
この解決のためには、地球という非常に大きな視野をもって、環境保全へ取り組む必要があります。
ここからは環境保全に関するSDGsの目標についてご紹介します。
□環境保全にまつわるSDGsの4つの目標
1.安全な水とトイレを世界中に
人が生きていくためには安全な水は必要不可欠なものです。
2015年の時点では、約6億6千万人もの人が衛生的な水の利用ができない状態にありました。
この安全な水の利用には、地域格差があり、アフリカやアジア圏の一部に該当地域が多くあります。
不衛生な水は感染症や下痢などの原因になり、最悪の場合命を落とすことも。
そのため、全世界の人々が安全な水を利用し、衛生状態を良くすることが求められています。
2.気候変動に具体的な対策を
CO2やメタンなどの温室効果ガスの排出量は、科学技術の進歩によって増大しており、それが原因で地球温暖化や気候変動が生じています。
このような状態が続くと、地球全体への悪影響が強まる一方です。
特に20世紀半ば以降に生じている温暖化は、95%以上人為的な影響であると判断されており、緊急に対策を講じる必要があるでしょう。
3.海の豊かさを守ろう
世界の人口の増加に伴い、食料供給のための漁業や養殖業の生産量も増加傾向にあります。
また、海に不適切に廃棄されたプラスチックゴミによって、世界の海洋汚染問題は現在深刻な状態です。
海や海の生態系の保護は、食料資源面や経済面でも重要な課題であるため、海の豊かさを守ることが求められています。
4.陸の豊かさを守ろう
海だけでなく陸の豊かさも食料面や燃料面から大切だといえるでしょう。
特に、森林は陸で生きる生物の生息地になるだけでなく、温暖化対策としても効果的です。
食料やエネルギーなどの供給によって、世界の約16億もの人が森林に依存して生きているといわれるほどであるため、陸の豊かさを守ることも重要です。
□まとめ
今回は、環境保全にまつわるSDGsの4つの目標について紹介しました。
SDGsは全世界の人々が取り組むべき目標であり、そのためには責任ある行動が求められます。
地球の未来を守るためにもこれらに取り組むことは重要です。