近年、SDGsへの取り組みを進める企業も多くなってきました。
しかし、なぜSDGsの取り組みが求められるのかを知っている方は意外と多くはありません。
そこで今回は、製造業でSDGsの取り組みが求められる理由とそのメリットをご紹介します。
□製造業でSDGsの取り組みが求められる理由
SDGsはさまざまな分野に関係する問題であり、製造業においてもその取り組みが求められています。
その理由としては、特にCO2の排出量が大きく、女性の製造業への進出には遅れが目立っているからです。
製造業が排出するCO2量は日本のCO2排出量のおよそ4分の1であるため、再生可能エネルギーの利用が急速に進められています。
また、製造業における女性従業者は中小企業が42.5%、大企業が22.9%と低い傾向にあります。
SDGsでは再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させることやジェンダー平等を実現することを目標にしているため、製造業においてもこれらの取り組みが求められています。
□製造業がSDGsに取り組むメリットをご紹介!
SDGsは持続可能でよりよい世界を目指すためのものであり、そのためには無理をしてでも貢献しないといけないと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、実はSDGsに取り組むことによるメリットがあります。
*企業としての信頼性の向上
企業は自社の利益も重要ですが、社会に貢献していく姿勢も重要視されます。
SDGsとは社会課題の解決のための目標であるため、これらに取り組むことによって、社会全体から社会貢献活動を進んで行う企業と認められ、企業としての信頼性を向上できるでしょう。
*資金調達の面でプラスになる
資金調達の際にはESG投資が重視されることがあります。
ESG投資とは企業の売上高や利益、保有財産などの情報だけでなく、「環境・社会・企業統治」にどれだけ配慮しているかも考慮して行う投資のことです。
SDGsに取り組むことは、環境や社会への貢献につながるため、資金調達の面でも有利に働くことがあります。
□まとめ
今回は、製造業でSDGsの取り組みが求められる理由とそのメリットを紹介しました。
製造業では、CO2の排出量の多さや女性従業者率の低さがSDGsの観点から問題視されています。
これらの改善をしてSDGsに取り組むことは、企業としての信頼性の向上や資金調達面でのプラスになるため、SDGsに取り組んでいない企業の方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。