様々な施設の入場でよく見かける入場券(チケット)は、切り取れるようになっていませんか?半券でもぎり取れる仕様をよく見かけますよね。
こういったミシン加工は、意外と見かけたりするものです。
返信ハガキ付きのチラシやマクドナルドのクーポン券など、切り取れるようになっていませんか?
このような商品はミシン加工機を使って、ミシン目をつけていきます。
また、ミシン加工にはマイクロミシンといったものもあります。これは通常のミシン目よりも目が細かく、切り離しやすく、ミシン目での膨らみも少ないです。
そのため伝票をプリンターで印刷し切り離していくような場合に使われることが多いですね。
ミシン加工には、1本を端から端まで入れて切り取れるように入れるのが、標準ですが、使用用途によって、何本も平行に入れる場合や、T字やL字の形などにも入れることが可能です。
用紙の途中でミシンが止まるといった場合は、ジャンピングミシンという加工となります。
返信ハガキ付きのチラシなどを見たことはないでしょうか?こちらはジャンピングミシンという加工を行っています。
また、似たような加工で、筋入れ加工というものがあります。
こちらはスタンプカード(2つ折り)などで、使われる加工です。
用紙が厚くなると、無理矢理折った時に折り目に負荷がかかり、折り目が裂けるといったことが起きます。これを背割れといいます。
これを防ぐために折り目にくぼみの筋を入れて、折り安くするのです。
製本加工は切る・折る・トル(ミシン)・冊子にするなど、用紙に手を加えることで付加価値を高めていきます。
それでは次回は、PP貼り加工について、説明させて頂きます。