続12 印刷工場探検隊!・・・【加工現場編7】

製本するというコトバで多くの方が想像するのは、冊子にするというイメージが多いのではないでしょうか?

 

冊子(本)のように仕上げるものの多くは、次の2種類です。

■中綴じ冊子(ホチキスが無い場合は会報・広報誌の仕上げ)

■無線綴じ冊子

代表的なこの2つの製本でも、ページか数が少ない場合は、だんぜん中綴じ製本が多く選ばれます。(早く・安くできるというのが理由かもしれません)

今回は、中綴じ冊子についてご紹介します。

中綴じ冊子の大きな特徴は、ホチキス留めされている点です。

1)用紙を開いた状態で全て重ねます。(ページ順になるように)

2)用紙の折り部分の位置でホチキスで全ての用紙を貫通させて留めます。

3)最後にホチキスの位置で全ページ折り曲げて冊子の完成

 

このような仕上げ方で、中綴じ冊子は完成します。

ここで注意すべきは、開いた状態の用紙を重ねるということです。

この製本方法ですと、中綴じ冊子は原則4ページづつでの製本構成になります。

※変形で観音折り仕様として仕上げる場合は、この原則から外れます。

このことから中綴じ製本を希望されて、データを作成する際には、4の倍数でページ構成をすることをお勧めします。

8ページ中綴じ→2枚重ねて二つ折り

12ページ中綴じ→3枚重ねて二つ折り

こんな具合です。

また、このホチキスが無い状態で仕上げる方法を、スクラム製本といいます。

新聞やPTA広報誌などで見かけますね。

スクラム製本の場合は、ホチキスが無いため、4の倍数という縛りはありませんので、6ページの製本も可能です。

2折りの中に1枚のペラを挟みこむという具合です。

尚、表紙・裏表紙などページの用紙の厚みを変えることも可能です。

お好みに合わせて製本の仕様をお助けしますので、是非お問合せ下さい。

 

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