インクカートリッジなしでカラープリント?

「米マサチューセッツ州の新興企業ZINK Imagingが1月30日、インクカートリッジやリボンを使わなくても、フルカラーのデジタル画像が印刷可能な技術を開発したと発表した。」というニュースに疑問です。
紙に埋め込まれた染料の結晶がZINKプリンタが発する熱に反応し、紙の上にイメージを作り出すという仕組みらしいのですが、果たして受け入れられるものなのでしょうか。
「カートリッジが不要なため、小型化が期待できる」と書かれていますが、確かに小型化は可能です。ですが、色々な問題がありそうですね。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/01/news016.html時間が経っても大丈夫?
それに、好きな紙にも印刷できないですよね。「難しい事を考えるよりインクを安くすればいいのでは?」という素直な意見もあるようです。(^^;
 以前、凸版印刷が電子ペーパーなるものを発表しました。紙のように薄く・軽く、インクで書いたように読みやすく、さらに電子ディスプレイのように書き換えも可能ということがウリでしたが、未だ市場には出ていないようです。
「マイクロカプセルが、透明電極と背面電極との間に敷き詰められ、オイルが封入されており、その中に正(+)に帯電した白い粒子(酸化チタン)と、負(-)に帯電した黒い粒子(カーボンブラック)とが入れられている。電極に電圧をかけると正の電極側には黒い粒子、負の電極側には白い粒子が引き寄せられることにより、白黒を表現する。」という仕組みらしいです。
 正直、説明を聞いてもイマイチ理解できませんが、この夢のような印刷の実現には、まだまだ開発の余地がありそうですね。

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