ラスタライズ効果設定

Illustratorの上位バージョンともなると、色々な機能がついています。
Illustrator9.0からの新機能「透明」はDTP者にとってとても便利な機能です。今回は中でも「効果」メニューのコマンドを使う際に気をつけて頂きたいことをご説明します。
それは・・・
「効果」機能では、「ぼかし」、「ドロップシャドウ」などベクトルでは扱えないビットマップ表示を必要とする機能も使用することができます。デザインの幅も広がりますね。ただ、その時気をつけなければいけないのが「ラスタライズ効果設定」です。(Illustratorのバージョンによっては表現方法が微妙に変わってきます)
印刷の場合、「ドキュメントのラスタライズ効果設定」を「スクリーン」から「高解像度(300dpi)」にする必要があります。
ここの設定をちゃんとしておかないと印刷の場合、考えていた仕上がりを得ることができません。
「効果機能」を使用してから「ドキュメントのラスタライズ効果設定」を変更すると「ぼかし」の幅が変わってしまいますので、必ず設定を変更してから作業に取りかかって下さい。
ただし、Web用でしたら72dpiで充分です。印刷用、Web用など、目的によって使い分けてください。
印刷用データであるにもかかわらず、この設定が高解像度に指定してあるデータが少ないことに心が痛みます。
クオリティの高い印刷物に仕上げるためにもこの「ラスタライズ効果設定」は必須です。

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