Illustratorのオーバープリントは危険です

チラシなどを作成する時に、薄い色を出すためにオーバープリント設定を使用したデータを見かけます。
今回は、そのようなデータがあまりに多いので、以前にもお伝えしたかもしれませんが、再度書かせていただきます。

オーバープリントとは、上に乗ったオブジェクトや色、下になったオブジェクトや色も、両方とも混ぜ合わさった色味で出力されるものです。
しかしながら、画面上ではそのままでは確認出来ず、トラ
ブルの原因となります。
ただし、バージョンの高いIllustratorでしたら、確認することができるようになりましたので、念のため確認することをおすすめします。

オーバープリントの指定は、意図したものでしたらかまいませんが、例え意図しないオーバープリント設定がデータ内にあったとしても、印刷通販ではデータチェックの対象とならないことが多いので気をつけましょう。

◆予期せぬオーバープリントを使用した例

 緑の下地に、黄色で文字をのせてみます。
 その文字にオーバープリントをかけてみましたが、モニター上では全く変化がありませんでした。

oubaprint1.gif
そこで、オーバープリントプレビューを使って確認してみます。

oubaprint2.gif黄色の文字は存在していますが、消えてしまいました。
これは、印刷にも出てきませんのでオーバープリントは使用しない方がいいでしょう。

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