この色味というものは、データとお客様のモニター、そしてプリントアウトしたもの、最後に実際に印刷したもの。
この4点が全く同じにならなければいけない、同じになるよう努力しておりますが、同じにするには大変な労力がいります。
言ってしまえば、絶対に同じにはならないのです。
なぜなら、購入時のモニターは綺麗に見えるように調整されているからです。
そこでまず、データと色味が違いますよね。
また、プリンターも綺麗な発色になるように各メーカーが設定しております。
何百万から何千万もする大変高価なプリンターは、カラーマネージメントができるようなものもあります。
これは、印刷物と色味をあわせる機能で、残念ながら数万円のプリンターには装備されておりません。
ここにもズレが生じてきます。
だんだん難しくなりますが、この4点をより近づけるために印刷屋さんドットコムでは、「カラーチャート」をご用意しております。
これは、印刷のカラー色(インキ色)である「シアン」「マゼンタ」「イエロー」「黒」の配合表で、この4色を掛け合わせると、
どの様な印刷のあがりになるか
ということが、おおまかにつかむことができます。
今モニターでご覧になっている色は、実は実際の印刷の色とは違います!
もしかして、すごくかけ離れているかもしれませんので、一度資料請求してみて、カラーチャートの色とモニターの色味をなるべく近くなるように調整してみてください。
おそらく、ほとんどの方が、
モニターの発色が明るすぎる
ということに、お気づきになるかと思います。
これで、モニターを少しでもあわせてくださると、印刷物が暗すぎる!
という初歩的な食い違いを減らすことができるかもしれません。
しかしながら、色味は「明るい」「暗い」だけではないので、それをクリアした上で、次はカラーチャートを使用して、色味の感覚を目で覚えてください。
モニターで色味を調整することは、まず不可能だからです。
色味ってとっても繊細で、大変難しいのです。