印刷会社が紹介!イラストレーターのバージョンの歴史とその違い

「新しくイラストレーターを買ってみた」
「昔使っていたイラストレーターで久しぶりに昔のデータを見てみよう」
イラストレーターは昔も今も使われているソフトであり、バージョンアップされていることを知っている方は多いのではないでしょうか。

しかし、今のバージョンで過去のバージョンのファイルを見ること、昔のバージョンで新しいファイルを見ることができるかどうかは知っていますか?
実は、できるものとできないものが存在します。

そこで今回は、イラストレーターの歴史と過去と今のバージョンの関係性について紹介します。

□イラストレーターの歴史

イラストレーターはAdobeという会社から発売されています。
イラストレーターの原型は、フォント制作のソフトでした。
そのソフトが今からちょうど20年前の1988年に「イラストレーター」として発売されました。
その後1年から2年に1回のペースでバージョンアップされました。

現在は「illustrator CC」が最新モデルとなっています。
現在はデザインを作成するだけでなく、素材を探したり、作品を共有したりする機能もあり、多岐にわたり活躍しています。

□過去と現在のバージョンの関係性

イラストレーターは20年以上の歴史の中で多くのバックアップが行われてきました。
バックアップしたらそのバージョンで作ったファイル以外は開けないのでしょうか。

そんなことはありません。
基本的に、過去のバージョンのファイルをそのファイルを作ったバージョンよりも新しいバージョンのイラストレーターでも開くことは可能です。

ややこしく聞こえますが、簡単に言いますと、新しいイラストレーターで古いファイルも今のファイルも開けるということです。

反対に、古いバージョンのイラストレーターで新しいバージョンのファイルを開くと正しく開けない場合があります。

例えば、字体やアートワークです。
古いバージョンのイラストレーターで新しいバージョンのファイルを見るとき、新しくできた機能などで編集したところは編集できません。
また、編集しようとした場合、上手く表示されない場合があります。

□まとめ

イラストレーターは歴史があり多くのバージョンが存在します。
イラストレーターは通常作業でも難しいと言われていますが、それに加え、バージョンの関係で編集できないことがあると大変です。
そのため、自分が持っているバージョンを把握しておくことをおすすめします。

また、最新バージョンでファイルを保存する時にどのバージョンで保存するかを選べるので、自分以外の編集者がいるかどうかなども考え、保存するバージョンを選ぶことをおすすめします。

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