実は色々な種類があった!印刷機を使ったクリアファイルの印刷方法

会社説明会やイベント等で気軽に配るクリアファイルですが、ツルツルした表面への印刷は、普通の印刷機ではできないので外注で印刷することが多いと思います。
日常にある色々なクリアファイル、実は色々な印刷方法の種類の中から選択して作られているのです。
今回は、印刷業者が行うクリアファイルの印刷の種類と、実際にどんなクリアファイルができあがるのかを簡単にご説明します。

□輪転印刷

「輪」が「転がる」印刷と書きますが、その名の通り、大型のロール紙に巻きついた白紙が印刷機の中を通るときにプリントされる、お馴染みの方法です。
よく新聞やチラシを大量に作るときにこの方法が使われます。
コストが抑えられるのが特徴ですが、この製法だと細かい線が微妙な色の違いが移りにくい場合があります。
印刷する台紙によりますが、印刷が剥げてしまうことはあまりありません。

□オンデマンド印刷

オンデマンド印刷は、トナーというインクを紙の上に乗せて印刷しています。
版が必要ないので安く、少数の印刷に適しています。
しかし、インクが紙に染み込んでいるわけではないので、折れたり曲げたりすると印刷が剥がれやすいのが特徴です。

□グラビア印刷

グラビア印刷とは、版にある凹部分に乗せたインクを印刷素材に転写する方法です。
写真や美術品の印刷など、色の濃淡等で最高画質を追求したいものに向いています。
しかし、はっきりした線は写りにくく、クリアファイルに使われることは比較的少ないと思われます。

□オフセット印刷

オフセット印刷とは、版と台紙が直接くっつかず、版につけられたインクをゴム板に転写する方法です。
輪転印刷のロールと違い、平板を用いで印刷されています。
この印刷方法では紙のミクロまでインクを染み込ませているので、剥がれにくいことが特徴です。

□箔押し印刷

こちらは他とは少し変わっていますが、熱を加えた版で金箔を製品に押し当て(プレス)、金色を転写する方法です。
よくクリアファイルの下部に金色で会社名が入っていると思いますが、あのファイルを作っている方法がこちらです。
シンプルなのに高級感を出せるデザインに仕上がります。

□まとめ

印刷会社に発注するときは、長持ちするか、色は確実に指定の色を出せるかなどを聞き、印刷方法を指定することが大切です。
仮にノベルティとして無料で配るものだとしても、せっかくお客様にもらっていただくものですから、印象が良くなるような印刷を依頼しましょ
う。

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