印刷のプロが解説|気になる!スジ入れ加工と折り加工の違いとは

「サークルで二つ折り冊子を作りたいけど負担が大きすぎる」
このようなお悩みはお持ちではないでしょうか?
自分で印刷した紙を、自分で二つ折りにしていく。
数枚程度でよいならできます。
しかし、数が増えてくると自力で行うのは作業も雑になるし大変ですよね。
そんなときには、印刷業者に依頼するのがおすすめです。
印刷業者に印刷を依頼するのと同時に、印刷後に折る加工も依頼できます。
この加工には折り加工とスジ入れ加工とがあります。
今回は、この折り加工とスジ入れ加工の違いについてご紹介します。

□折り加工とは

折り加工とは、印刷してでてきた紙を折っていく加工です。
印刷物のページ数を増やしたり、見開きの紙にしたり、折りたためるようにしてコンパクトにできるようにします。
また、折り方は2つ折りだけではありません。
複雑な折り方にも対応しているため、地図やパンフレットなど大きなものでも、小さく収めて持ち運びに適したサイズにできます。
自力で行うには大変な大量の紙を折る場合に便利です。
そのためよくサークル活動での冊子や、同人活動のイベントの際にも利用されています。
費用は折る回数に応じて変化します。

□スジ入れ加工

スジ入れ加工とは、印刷された紙に後で折りやすくするためのスジを入れる加工です。
完全に折ってしまうわけではありません。
印刷物がしっかりとした厚さがあったり、折り目のところにちょうど絵柄があったりする場合や、折ってしまうと折り目がひび割れてしまう場合があります。
そのようなときは、折り加工では都合が悪い場合に便利です。
しかし、スジ入れには制限があります。
スジ入れは縦方向か横方向、どちらか同一方向で仕上がりに直角になるようなスジのみ入れることができます。
つまりT字型やL字型、クロスしたスジ入れなどはできません。
さらに、入れることのできるスジの本数は平行に1本か2本です。
またスジ入れには時間がかかるため、加工日数が1日増えるので期限などがある場合は気を付けましょう。
印刷物のどちらが裏で表なのかと、スジを入れる位置を伝えて加工してもらいます。
費用に関しては折り加工よりも高くなります。

□まとめ

今回は折り加工とスジ入れ加工の違いについてご紹介しました。
それぞれ印刷物の特徴に合わせて、どちらの加工を依頼するか決めましょう。
冊子などの印刷枚数が非常に多いものは、自力で折るのも骨が折れる作業です。
大変だなと感じることがあれば業者に依頼してみてください。

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