印刷のプロが解説|印刷で使用されている特殊紙とは?

「印刷用紙には特殊紙があると聞いたけど、いったいどのようなものなのか?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか?
印刷用紙には、実は種類がたくさんあります。
そして、それぞれメリットや特徴があり、使用目的に合わせて使い分けているのです。
そこで今回は、印刷で使用する特殊紙とはいったいどのようなものなのかをご紹介します。

□特殊紙とは何か

特殊紙はその名の通りに、特別な方法で製造されたり、加工されたりしている紙のことです。
耐水性や通電性、絶縁性を持っているもの、電子情報を記載できるもの、ろ過をするときのろ過紙、絵の具を良く吸い込む画材用紙のように、様々な加工を施されたものがあります。
使用目的に合わせて利用されています。
普通紙は文字を印刷することが多いです。
しかし、特殊紙は主に写真や絵を印刷することが多いです。

□印刷で使用されている紙の種類

特殊紙には様々な種類があることが分かりました。
印刷用紙にも種類が主に4つあり、印刷物の使用用途に合わせて利用されています。

*コート紙

コート紙は普通紙とは異なり、ツルツルとした光沢が特徴です。
このツルツルは薬品で表面をコーティングされているからです。
主にチラシに利用されています。
写真やデザイン、絵をきれいに印刷できるため、チラシにピッタリです。
広告用、宣伝用、パンフレットを作りたいとお考えの方におすすめの印刷用紙です。
ただし、ツルツルとしているので上からペンや鉛筆で書き足すのには向いていません。

*マット紙

マット紙は上で紹介したコート紙にさらに特別な加工をした印刷用紙です。
こちらも表面は薬品でコーティングされています。
コート紙との違いは、色の仕上がりがおとなしくなること、落ち着いた仕上がりになることです。
質感にも差があり、マットのような厚みがあります。

*上質紙

上質紙はコート紙、マット紙とは異なり表面を薬品で覆われていません。
そのため表面はざらざらとしていて、繊維が残っています。
ざらざらしていることによって鉛筆やペンでも書きやすい紙となっています。
そのため学校で使用されるコピー用紙や、ノート、ルーズリーフにも利用されています。
書きやすさがあるため、アンケート用紙のようなチラシでもよく見かけます。

□まとめ

今回は特殊紙と、印刷で使用されている特殊紙とは何かについてご紹介しました。
加工されている分普通紙よりもコストはかかりますが、自分たちのイメージに合った印刷物を作ることができます。
また、他のチラシや印刷物と差を生み出すことにもなります!
ぜひ、この記事を参考に特殊紙のご利用をご検討ください!

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