抗菌印刷でお悩みの方へ!どのような効果がある?

近年、抗菌印刷という技術が注目されているのをご存知でしょうか。
様々なものの表紙及び裏表紙に、この技術が採用されています。
では、この技術を用いることでどのような効果があるのでしょうか。
そこで今回は、抗菌印刷の効果についてご紹介します。

□抗菌印刷をすることで病気を予防できる!

そもそも抗菌とは、菌を殺したり取り除いたりすることではありません。
抗菌印刷をすると、印刷物の表面は菌が繁殖しにくい環境になります。
従来、印刷物を抗菌するためには、印刷素材そのものに抗菌剤を練り込んでしました。

この方法でも抗菌効果は得られますが、素材代が高くなってしまいます。
他にも、インキを上から塗ることで抗菌効果が弱まってしまうことが欠点として挙げられていました。

しかし、現在では抗菌印刷という技術が確立されています。
従来の方法に比べると、格段に抗菌効果がアップした印刷物を制作できるようになっています。
では、抗菌印刷は従来の方法と比べてどこが変わったのでしょうか。

抗菌印刷では、抗菌剤入りの印刷ニスで印刷物の表面をコーティングしています。
抗菌剤で表面をコーティングするこの方法で加工をすることで、印刷物の抗菌効果がアップするだけではなく防臭対策や防汚対策にもなります。

技術の進歩によって、同じ費用でも格段に高性能な印刷ができるようになったのです。
今後、印刷物を制作する機会がありましたら、ぜひこの技術をお試しください。
また、企業のノベルティグッズなどで抗菌印刷の技術を使うと、イメージアップにもつながります。

その上で、製品の抗菌効果を保証する「SIAAマーク」をご存知でしょうか。
SIAAマークがついていると、JIS規格とSIAAのガイドラインを遵守していることを意味します。
SIAAマークは、SIAA(抗菌製品技術協議会)がその運用を厳しく取り締まっています。

SIAAの会員のみに使用が許されており、どんな製品にも簡単にこのマークを付けられません。
そのため、製品にSIAAマークが付いていると、その会社への信頼度が上がりますよね。
具体的に、SIAAマークのついている製品はどのような品質基準を満たしているのか見ていきましょう。

安全性という面で、飲み込んだときに有毒ではないこと、皮膚が炎症を起こさないこと、遺伝子(DNA)への影響がないことなどの基準をクリアしています。

抗菌性という面では、抗菌加工がされていない一般の製品と比べて、細菌の増殖割合を100分の1以下(抗菌活性値が2以上)に抑制しています。

また、抗菌剤の種類と抗菌加工の部位を適正に表示することが条件となっています。
このように、いくつもの基準を満たしているからこそ、SIAAマークのついた製品は信頼されるのでしょう。

当社には、このようなSIAAマークをつけることを許された抗菌印刷の技術があります。
紙類だけでなく、クリアファイルなどにも抗菌加工を施せます。
SIAAマークのついているノベルティグッズを作成することで、他社との差別化を図れるでしょう。

ノベルティグッズの制作に印刷物を検討されている方は、ぜひ当社までお問い合わせください。
また、抗菌印刷のことやSIAAマークのことで、気になることがあれば何でもお答えいたします。

■一般社団法人 抗菌製品技術協議会

□抗菌印刷でパッケージの幅が広がる

抗菌印刷の技術は、食品パッケージの可能性を広げます。
抗菌加工なしのパッケージだと、食品を直に触れさせると菌を繁殖させてしまう可能性があります。
そのため、パッケージの美粧性(びしょうせい)を損なったり、梱包コストがかかったりすることが課題でした。

一方で、抗菌加工ありのパッケージは、表面が清潔に保たれているため、食品を直に触れさせても問題がありません。
パッケージデザインの幅が広がるだけではなく、梱包コストの削減も可能なのです。

抗菌印刷の技術は、食品パッケージの他にも、幼児用品や介護用品への活用が期待されています。
清潔さが要求されるデリケートな場面では、抗菌印刷の技術が活躍するでしょう。

また、文房具やカタログなど、不特定多数の人の手に触れるものにも抗菌印刷の技術は活用されています。
どのようなものに使われているのか、日頃の生活でSIAAマークの製品を探してみてはいかがでしょうか。

□クリアファイルは特に菌が付着しやすい

会社で働いている方は、企画書やデータを、クリアファイルに挟んで人に渡すことが多いのではないでしょうか。
このように、不特定多数の人の手を渡るクリアファイルは、しっかり抗菌対策をしていないと感染のリスクを抱えてしまいます。

人の手を渡るたびにクリアファイルに直接抗菌スプレーをかけていては、手間がかかりますよね。
クリアファイルに抗菌加工がされていれば、そのような手間も省けます。
抗菌印刷は、外側だけではなく内側にも抗菌加工ができるため、抗菌対策は万全でしょう。

□まとめ

今回は、抗菌印刷の効果についてご紹介しました。
抗菌印刷の技術は、今後ますます注目されることが予想されます。
ノベルティグッズに印刷物を検討されている方は、この機会に抗菌印刷の技術を試してみてはいかがでしょうか。

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