SDGsの目標7のカギを握るクリーンエネルギー!どんな課題がある?

SDGsの目標7は「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」をテーマとしています。
深刻化する気候変動のリスク要請からもクリーンエネルギーへの期待が高まっています。
では、いったいクリーンエネルギーとはどのようなエネルギーなのでしょうか。
今回は、SDGsの目標7に迫ります。

□SDGsの目標7のキーワードであるクリーンエネルギーについて解説します!

エネルギーをクリーンにするにはどうすれば良いのでしょうか。
どういうことなのかイメージできない方が多いのではないでしょうか。
クリーンエネルギーとは、太陽光や水力、風力、地熱、バイオマスを使って作られる再生可能エネルギーのことを指します。
排出される温室効果ガスや、資源の枯渇という化石燃料を用いた発電方法の懸念点をクリアにしてくれます。

□クリーンエネルギーの抱える問題点とは?

ここまでは、クリーンエネルギーについて解説しました。
たくさんの方法がある上に資源が枯渇しないのなら、全部置き換えればいいのではないかと考えた方もいらっしゃいますよね。
しかし、世界のエネルギー需要を、全面的にクリーンエネルギーでカバーするのは現状では困難です。
ここからは、SDGsの目標7を達成するために克服しなくてはならないクリーンエネルギーの課題について解説します。

1つ目は、発電コストがかかることです。
新たに設備を導入するのにもコストがかかります。
個人で発電した電気を電力会社に売れる制度があります。
ただ、現状は利用者の費用負担が重く、所得が低い途上国でのクリーンエネルギーの導入は厳しいでしょう。

2つ目は、電力系統が不足していることです。
電力系統とは送配電できる電力網のことをいいます。
昔から使われている火力発電の容量は大きいので、クリーンエネルギーで発電された電気は確実に輸送できない場合があります。

3つ目は、発電量が不安定であることです。
太陽光発電や風力発電、地熱発電は自然エネルギーを活用します。
自然エネルギーによる発電は、天気や時間によってかなり発電できる量が変わります。
電気は安定供給が不可欠なので、自然エネルギーによる発電に頼り切ることは難しいのです。

4つ目は、蓄電池が高額であることです。
現在の技術では、暮らしに必要な電力を全て賄える機能を持ったお手頃な蓄電池はありません。
また、充電効率の悪さや、火災発生のリスクも潜んでいます。

□まとめ

クリーンエネルギーは、今後の地球の未来を明るくするカギを握っています。
しかし、実際にSDGsの目標7が目指すクリーンエネルギーの社会を実現するには、多くの課題をクリアしなければなりません。
これからどんどん進展していく分野ですので、是非クリーンエネルギーに注目してニュースをチェックしましょう。

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