「トレーサビリティとはどんなものなのだろう」
「トレーサビリティの内容について簡単に知りたい」
このようにお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、トレーサビリティについて簡単にご紹介します。
□2種類のトレーサビリティをご紹介!
*チェーントレーサビリティ
原材料の調達、生産、小売りまでの過程で製品がどのように移動するかを追跡できている状態のことをいいます。
一般的に、「トレーサビリティ」という言葉はこのチェーントレーサビリティを指すことが多いです。
商品が消費者の手元に届くまでには、たくさんの事業者や工程を経由しています。
トレーサビリティがしっかりしていると、原材料や部品を調達する段階から製品を加工し、市場への流通させ、小売店などでの販売をするまでの追跡が可能です。
また、使用後や消費後に廃棄した後も追跡できるようになっています。
製造業者は、「自分たちの作った製品がどこへ行ったのか」を確認できます。
また、事業者や購入した消費者は「製品がどのように手元に届けられたのか」を確認できるのが大きなメリットです。
商品に不具合が生じたときに、問題の解明や不具合品回収が簡単に行える点も優れています。
消費者も信頼のある商品を選択できるため、そちらにも利点があるといえるでしょう。
*内部トレーサビリティ
ある1つの企業や工場内において、部品や製品がどう移動しているかを確認することです。
具体的には、どこからどんな部品を調達したのか、組み立てた後はどこに出荷したのかを確認できている状態をいいます。
□トレーサビリティはどうして必要なのか?
商品が生産されて消費されるまでの過程を追跡できるので、は食料品や製造業界、販売業界など、物流が関係しているすべての業界の動きをトレーサビリティで確認できます。
中には、消費者の手に渡るまでに製品に欠陥や問題が生じてしまうケースがあります。
そのような時にトレーサビリティを強化しておくと、原因の特定や対策をするために有効です。
仮にトレーサビリティが不十分な場合、不具合やトラブルの発生時に対応が遅れてしまいます。
企業の信頼が失われてしまうことにもつながります。
トレーサビリティを整備・構築することで、信頼の担保や企業価値の創造にも繋がるでしょう。
□まとめ
今回は、トレーサビリティとは何か簡単にご説明しました。
トレーサビリティについて理解を深めていただけましたか。
トレーサビリティに関してさらに詳細を知りたい方は、ぜひ当社までお問い合わせください。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。