ジェンダー平等の実現に向けたSDGsの具体的な取り組み

ジェンダーの問題は、SDGsの中でも重要視されており、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」として掲げられています。この目標の達成に向けて、取り組みが進められています。
そこで今回はジェンダー平等について紹介していきます。

□ジェンダー平等に向けたSDGsの取り組みとは?

SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」には、ジェンダー平等を実現するための具体的な目標が6つ設定されています。
これらの目標は、社会的に脆弱な立場にいる女性や女児への差別や暴力を撲滅すること、女性の意思決定における参加やリーダーシップの権利を明確にすることを目指しています。

さらに女性や女児の地位向上を通じて、男女平等な社会を実現することを目指し、目標達成のために3つの具体的な方法が掲げられています。

1.女性が男性と平等に財産を所有する権利を得られるよう、それぞれの国の法律に従い、土地や財産の所有、財産の相続、金融サービスの利用ができるための改革を進める。
2.女性の能力促進において、技術の活用を強化する。
3.適切な政策や拘束力のある法律を導入または強化する。

□ジェンダー平等に向けた企業の取り組み

ジェンダー平等を実現するために取り組んでいる日本企業の事例を2つご紹介します。

*リコー株式会社

2011年、リコーはインド・ビハール州の農村地域で、インドの社会企業Drishteeとのパートナーシップを組み、女性向けの日用品を扱う「ウーマンズショップ」の最初の店舗を開設しました。

売上管理や在庫管理を効率的に行うために、リコーITソリューションズやリコーインドの支援を受け、タブレットを使用した簡易システムを導入しました。
この取り組みは成功し、2017年3月までにビハール州、ウッタル・プラデシュ州、ハリアナ州などで合計70店舗が展開され、農村部の女性の収入向上やエンパワーメント、地域の女性コミュニティの活性化などの効果をもたらしました。

*株式会社ヤクルト本社

ヤクルトは長年にわたり、「ヤクルトレディ」として知られる女性が商品を宅配するシステムを展開してきました。
現在、国内だけでなく、アジアや中南米などの海外を含めて、ヤクルトレディは約3万人を超える人数で活躍しています。
この宅配システムを通じて、世界中の女性の就労や社会進出、能力向上をサポートする役割を果たしています。

□まとめ

今回はジェンダー平等について紹介しました。
SDGsの目標が掲げられていることも相まって、目標達成のための動きがあることがわかったのではないでしょうか。
ぜひ今回の内容を踏まえて、ご自身で何か行動するきっかけになれば嬉しいです。

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