印刷でどうしても必要なもの・・・
それは印刷機です!(あたりまえですね)
印刷屋さんでの印刷機といえば皆さんが思い浮かぶのは、テレビでもよく紹介されるロールになった紙を高速で送り出し、新聞を印刷するような大型の印刷機でしょう。
これは輪転機といわれるもので、毎時10数万部を超えるスピードで印刷していくハイスピードマシンです。
今日の出来事を明日の新聞記事に載せるわけですから、当然求められるのはスピードなので早ければ早いほどOKです。
今日の出来事の記事をギリギリまで待つ、新鮮な情報を皆さんにお伝え出来る。読者の方々のために新聞各社は常にそれを考えているはずです。
輪転機のお話しはここまでにして、印刷屋さんドットコムでは輪転機のような大型の印刷機は使用しておりません。
使用しているのは枚葉印刷機といわれる機械です。書いてある通り、
ここで疑問が出てきますね。それは枚葉紙とはなんだということです。
簡単に言うと、ロールになっている紙ではなく綺麗に四角形に切られた紙のことであり、1枚づつ紙を通して印刷していく印刷方法です。
輪転機より当然スピードは落ちますが、ある程度の枚数であれば枚葉印刷機の方が早く綺麗に印刷することが可能です。
それはなぜか?
印刷するにはセット(準備)が必要で、輪転機よりも断然枚葉機の方が早いからです。
つまり、印刷枚数によって機械を使い分けるわけですね。
印刷屋さんドットコムでは、この枚葉印刷機がフル回転してお客様からご注文頂いた商品を生産しているわけです。
とはいえ最近はITの普及から、デジタルデータをそのまま印刷するという概念が生まれてきました。
家庭でもお持ちのインクジェットプリンターもその一つでしょう。
高速のレーザープリンターは印刷機ほどの綺麗さとスピードはないですが、
『何かに印刷する』
という概念でいえば、印刷機です。
特にデジタルプリントの強みは小部数の印刷なら短納期が実現可能で、しかもデジタルデータから出力するので1枚1枚違った印刷物もプリントが可能だということです。
つまり『印刷』という概念を何かに色をつけることで定義したなら、何かに色をつけることを人の手で行わず、何らかの形で機械で行えるならば、それは印刷機と言えるのではないでしょうか。