続7 印刷工場探検隊!・・・【加工現場編2】

今回も引き続き、加工現場を紹介します。


 

前回、加工現場で一番活躍するのは、断裁機って言ってたよね!

 

チラシやカードなんかはカットして仕上げるだけだよね!

断裁後.jpg

だから、断裁してお客様からご注文頂いた部数を仕上げるってことになるね!






















断裁して仕上げたものは、こんな感じで分かり易いように並べていきます。

 

気をつけないといけないのは、お客様から注文頂いた部数をしっかり仕上げるということ!

 

どうやって部数が揃っているかを把握するのに、カットしてから数を計測してたら大変な作業ですよね。

 

ですから、統一した枚数の束で断裁したものを分かりやすく置いていく形を印刷屋さんドットコムではとっています。

 

簡単にいうと、250枚の束が40個あったら、10,000枚ということですね。

 

これをしておかないと、この後の包装作業で大変なことが起きるんですよ。

これは、また今後でお話ししますね。

 

では、断裁しただけでは商品として完成していない印刷物もありますよね。

 

代表的なものでは折りパンフレットです。

 


企業のパンフレットや飲食店でなどでおいてあるリーフレットなどを見かけませんか?

よく二つ折りや三つ折りで仕上がっていると思います。

折り機.jpg

 




このように仕上げるには、折り機という専用機を使うことになります。

 

当然、自動給紙・排紙です。どちら向きに折るのかと折り位置を機械でセットすれば、安定して折れていきます。

 

この機械だと、高速で1時間に2万枚は折れてくると思います。

 

加工現場では、こういった様々な用途に対応するために機械が多く揃えられています。

 

印刷機は印刷のみを特化した機械で、大型化されていますが、加工は仕様が多岐にわたる為、専用機化することになるんです。

 

加工現場にはその加工に合わせた機械を各種そろえ、お客様のご要望である、スピードと品質、多様な仕上りに対応していくことになります。

 


今後はそんな様々な加工機を紹介していきますので、ご覧下さい。



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続6 印刷工場探検隊!

て、今までは印刷機の周辺を探検してきたわけだけど(脱線もしてた気が・・・)

今回は加工現場を探検します。

 


印刷された印刷物を製品(商品)にする現場! それが加工現場です。

 

そこで一番活躍するのが、断裁機といわれる機械です。

 

チラシなど様々な印刷物はJIS規格にのっとってA4サイズやB5サイズなどお客様の希望のサイズに仕上げることになります。(お客様の指定で変形サイズの場合もありますね)

 

その際に紙をカットする作業が必要になってきます。

 

一般事務でのカッターやハサミが進化して、何枚かを挟んでカッターを引くだけでカットするペーパーカッターがありますよね。

 

それが更に進化して、強力になった機械と思ってもらえばいいです。

 

断裁機.jpg






















 

ただ、違うのはカッターの刃というイメージではなく、物凄く大きな包丁の刃が落ちてくるというイメージです。

 

突然なんですが紙って1枚だけ持つと、軽いイメージですよね。折り紙では紙飛行機で飛ぶぐらいですから・・・

でも、わたしの感覚では紙って重いイメージです。作業などで扱っている量や大きさが違うからでしょうね。

 

紙を何枚も重ねると物凄く重くて、物凄く強くて硬いものに変わります。

考えてみれば、雑誌の状態を引き裂くことは難しいですよね・・・

紙揃機.jpg

 




印刷加工現場では何百枚もの紙を一度にカットしないと、作業が進まないです。

つまり何百枚も重なった強靭な紙を切るには、機械もそれに耐えられる強い歯と馬力がないとダメなんです。

 

断裁機には多くの紙を切るという役割と、何ミリで切るのか?ということに対応するための定規的な役割を持っています。

 

A4サイズなら297*210mmに正確にカットしないといけないですよね! 毎回定規で測っていたら大変な話しですので、断裁機がもっているコンピュータで、数値を入力すればガイドが動くという仕組みです。


 

すごく簡単に説明していますが、紙を切るだけなら意外と誰でも出来たりするんですが、スタッフの教育で一番難しいのが・・・

 

1)用紙を切る順番の知識・・・これが理解できないと最後でどこをきれば良いのか分からなくなるんです。

 

2)紙を揃える技術・・・これが出来ないと仕上りがガタガタになったりします。


 

この2つです。 この知識と技術を伝えるのが難しくて・・・(汗)

 

最近はコンピュータが発達して断裁順を指示してくれたり、全自動で断裁するようになってきたりしていますので、本当にすごい時代になったもんです。



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