FMスクリーンとAMスクリーン

2007.2.22(木)はれ 印刷日和(^^)/
何年か前に、FMスクリーンという言葉がはやりました。「FMスクリーン?」と思う方もいらっしゃると思いますが、簡単に言えばCTPによる「アミ点の入れ方の違い」のことです。
一般的な印刷物は、階調をドットの大きさで表現する「AMスクリーン」で印刷されています。丸い点の集まりで濃度が表現されるので、濃度の高い所は点が大きく間隔が狭く、薄くなるにつれ点が小さく間隔が広くなり、薄い色見での表現や細い線などは難しくなるのです。
そこで、考え出されたのが「FMスクリーニング」だったのですが、
 ・ドットゲインのコントロールが難しい
 ・中間調がザラつき、平アミがきたない
などの理由から普及しませんでした。
私も一時期こだわってはみたのですが、ある日「ハタ」と気が付いたのです。果たして、お客様はそこまで望んでいるのだろうか・・?と。
 「FMスクリーニングの印刷物」と「AMスクリーニングの印刷物」。二つを比べて見れば、手に取ってよくよく見れば確かに違いを確認することはできますが、素人目に判断は難しいことでしょう。
 「それだけのためにあなたは高い印刷代を払えますか?」
オフセット印刷の技術水準を格段に向上させることになると期待された「FMスクリーニング」。行き着くところはどこなのかしら?

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