本日は印刷機の周りをチェックしにきたよ。
印刷部門は印刷会社の製造ラインの主役となる場所です。そんな場所だからこそ、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)には心掛けたいものです。
印刷機のまわりには、色々な資材がおいてありますね。
インキや印刷に使用する刷版、色々な溶剤にウェスなど・・・
オペレーターは印刷機の周りを、動き回っていろいろなチェックをしていきます。
インキの補充や版をはめたり、外したり、給紙や排紙のセッティングを決めたりという印刷準備や本刷りでは濃度やキズなどのチェックなどの品質管理などの様々です。
印刷機は高速で回転しているので、様々な作業を行う中で、安全には十分配慮が必要です。
さあ、印刷機のまわりは色々あるけど、今回はインキまわりを紹介していくね。
インキはインキ缶からヘラを使って、補充します。
この作業が意外とコツがいります・・・
ただインキをとって、機械に入れるだけだろ!と思いがちですが、やってみると新人さんは結構手こずります。
あまり綺麗じゃないので、お見せしたくないのですが・・・(年末の大掃除で、気合を入れて綺麗にするつもりです!)
機械のインキが入っている場所をインキ壺といいます。最近は自動でインキを補充する装置もあるようですが、私はちょっと否定的です。
印刷のオペレーターはインキをヘラで触ることで、硬さや流動性などの状態を判断できます。そこは感覚的なモノかもしれませんが、オペレーターにとっては重要な技術だと私は思っています。
さて、分かりにくいかもしれませんが、インキ壺のところにカバーがついているのですが、これは印刷屋さんドットコムではLED UVインキを使用していることから、社内の紫外線が当たると、インキが硬化する恐れがあるからです。
硬化したインキで印刷することは無理なので、カバーで紫外線カットをしているというワケです。逆をいえば、紫外線に当たらなければ、いっこうに硬化しないということになります。
インキが固まっていないと、印刷トラブルのひとつでもある裏写りやブロッキングといった症状が出やすくなります。
そこで、登場するのがUVランプということです。
次回は、『UVランプ』について少し紹介します!