「カードの型抜き印刷をしたいけど、原稿の作り方が分からない」
「原稿を作るのは私には難しいかも」
このように考えたことはありませんか?
はじめて印刷するとなると、思ったような仕上がりになるか不安になりますよね。
また、前に印刷したときに失敗した経験があると、慎重に原稿を作りたいと思うのではないのでしょうか。
そこで今回は、型抜き印刷の原稿の書き方をご紹介します。
□グラフィックソフト
ご自身のパソコンにグラフィックソフトは入っていますか?
最近ではさまざまな種類のグラフィックソフトがありますよね。
型抜き加工には、Adobe Illustratorでつくられたデータが必要です。
Adobe Illustrator以外のソフトをご利用になる場合は、型抜きラインの変換と作成が必要になるため、追加料金がかかったり、納期が長くなったりします。
□原稿の作成方法
グラフィックソフトはご用意いただけましたか?
では、次は原稿データの作成方法を説明します。
今回はAdobe Illustratorを使用した場合の作り方をご紹介します。
1. 型抜データは「Illustratorのパス機能」を使って作成します。
この際、レイヤーを分けて指定するようにしてください。
2. 切れ込み加工のないデザインでは「クローズパス」を指定してください。
切れ込み加工のある場合は使えないので注意しましょう。
どちらか分からない場合は「ウィンドウ」→「ドキュメント情報」→「オブジェクト」で確認できます。
3. アンカーポイント数を確認します。
「ウィンドウメニュー」→「ドキュメント情報」→「オブジェクト」で確認できます。
アンカーポイント数が30以上であると追加料金が発生するため気をつけてください。
□作成時の注意点
原稿をせっかく作ったのに、仕上がりがイマイチでは悲しいですよね。
そこで、原稿を作る際の注意点をお教えします。
*穴あけ加工
デザインの中に穴あけ部分がある場合、穴の直径は6mm以上で作成しましょう。
また、穴あけ加工は型抜線と同じレイヤーにまとめてください。
*ズレの考慮
型抜加工の際、3mm程度ズレが生じる可能性があり、それを考慮してデータを作成してください。
型抜ラインより3mm以上は多く塗り足すように気をつけましょう。
特にライン上をカットするデザインならば、塗り足し忘れないように注意してください。
また、カードに文字や写真を印刷する場合は、型抜ラインから3mm以上内側に配置しましょう。
*仕上がりサイズ
型抜データは実際の仕上がりサイズで作成してください。
これまで、原稿の作成方法と注意点を説明しました。
型抜き印刷をするのに便利なテンプレートも用意しているので、印刷会社のホームページをのぞいてみてはいかがでしょうか。
印刷屋さんドットコムでは無料で相談を承っているので分からないことがあればお気軽にお問い合わせください。