印刷物を製作している方の中にはイラストレーターを使用している方も多いのではないでしょうか。
みなさんはイラストレーターを使用する際、最新バージョンのものをお使いですか?
「旧バージョンを使用しても最新バージョンを使用しても一緒じゃないの?」
そうお考えの方のために、今回はイラストレーターのバージョンによる違いをご説明します。
□バージョンアップとは
まず、バージョンアップが何のために行われるか説明します。
バージョンアップとは「コンピューターのソフトウェアやハードウェアに新しい機能を追加する、または不都合な点を直す」ことを指します。
同じソフトウェアでもバージョンが異なると、まったく使い方が異なる場合があります。
また、バージョンアップしていないと、不具合が確認されることもあるのです。
□旧バージョンと最新バージョンでの違い
*機能
旧バージョンと最新バージョンとでは使用できる機能が違います。
例えば、最新バージョンではリンクされた画像や埋め込み画像を切り抜くことが可能です。
また、カラーテーマを作成、検索、アクセスしてすぐに、デザインプロジェクトを使用できます。
他にも多くの機能が追加されているので、最新バージョンを使用するほうが満足できるものが仕上がるでしょう。
*データを開くとき
古いバージョンのソフトウェアをお使いの場合、最新のバージョンのデータが無条件には開けないことがあります。
それだけでなく、デザインの文字の配置が変わってしまう恐れがあります。
*トラブル
旧バージョンのイラストレーターを使用していると、最新のOS環境では製品のインストールができなかったり、使用中に不具合が生じたりする場合があります。
サポートが終了したソフトウェアを使い続けると、不正なプログラムを埋め込まれたファイルを送られることがあります。
不正なファイルからウイルスに感染したパソコンを介して社内や取引先にも悪影響を与えてしまいます。
また、弱いところが見つかっても修正するセキュリティが提供されずに、危険な状態となってしまいます。
以上が、イラストレーターで印刷物を製作する場合の、旧バージョンと最新バージョンとの違いでした。
サポートが終了したソフトウェアを使い続けると機能が劣りますし、問題も生じることもあります。
イラストレーターの最新バージョンを使って、安全かつ快適に印刷物を製作しましょう!
何か印刷に関して不明な点があれば、お気軽に印刷屋さんドットコムにお問い合わせください。