印刷で使われている特殊紙とは一体なに?!わかりやすく解説します。

突然ですが、印刷で使われている特殊紙についてご存知でしょうか。
印刷に使われている紙の種類は実はたくさんあります。
そこで今回は、印刷で使われている特殊紙をわかりやすく解説します。

 

□特殊紙とは

特別な製造方法、また特殊な加工方法による用途の限定される紙です。
耐水性や絶縁性、通電性を持った素材の紙という特徴もあり、麻の繊維を原料にしたライスペーパー、学生時代に実験で使う、物質を濾し分けるためのろ過紙や電子情報を記録できる紙、絵の具の吸収性能が素晴らしい画材用紙など、多岐に渡り、幅広い種類があります。
また、文字の印刷にピッタリの普通紙に対して、光沢紙やインクジェット用紙、写真専用の用紙をいうことがあります。

 

□紙の種類

コート60kgでマット80kgといったように紙の厚さは「kg」という単位を使って表します。
コート60kgのコートは紙質の名称です。
後ろの60kgは、紙の厚さを表しています。
斤量は、原紙のなんと1000枚分の重さで表します。
「kg」での数値が低いほど薄くなり、高いほど厚いです。

 

□よく使われる印刷用紙

*コート紙

ツルツルしていて表面に光沢のある紙です。
薬品で表面を覆っているため、色鮮やかに印刷できます。
チラシをイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。
写真やデザインの多いのものは、ハッキリと綺麗に印刷できます。
店舗の広告やイベントの宣伝用チラシ、会社で利用する折りパンフレットを作る際に、オススメの用紙です。
自宅での印刷機よりクオリティも高く、安価なのでオススメです。

 

*マット紙

こちらも薬剤で表面を覆っているため、特別な加工が施されています。
色はコート紙と比べおとなしく、落ち着いた雰囲気が漂う用紙です。
マットと同じような質感で厚みがあるのが特徴です。

 

*上質紙

紙の表面はコート紙やマット紙と違い、薬剤でコーティングされていないので、ザラザラしているのが特徴です。
表面を薬剤で加工をしていないため、鉛筆やペンでも書きやすいです。
ただしマット紙よりも、色がくすんでいます。

 

一般的な紙で、学校などでよく使われるコピー用紙、ノートやルーズリーフなどに使われています。
厚さは厚いものから薄いものまで存在します。
街で配られるアンケート用紙など、書き込みを前提としたチラシで使われたりします。

 

□まとめ

よく使われる印刷用紙と特殊紙を解説しました。
特殊紙の中には、ワニの皮膚のようなものや個性的なものがたくさん存在します。
強い印象を残して、他の紙と差別化しましょう!

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