「特殊紙ってなんだろう」
「使うメリットはなにがあるの?」
こういった疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
印刷する際にどの紙を使うかによって、出来栄えは大きく左右されます。
せっかく作るなら満足のいくものを作りたいですよね。
そこで今回は、印刷で用いられる「特殊紙」についてご紹介します。
□特殊紙とは?
一言でいうならば、特殊な加工が施された用紙のことを指します。
紙に特殊な加工を施すことで、印刷に適した用紙にしたり、筆記に適した用紙にしたりすることができるのです。
種類には以下の5種類があります。
・コート紙
・上質紙
・ケント紙
・ヴァンヌーボ
・両更クラフト紙
□コート紙
コート紙は、特殊な素材を用いてコーティングがされています。
このコーティングによって、光沢があるのが最大の特徴です。
一般的には、写真やイラストなどが使われているポストカードや、CDジャケットに選ばれることが多いです。
また、つるつるとした光沢ではなく、ざらざらとしたコーティングをすることで、落ち着いた品のある印象を与えるマットコート紙もあります。
□上質紙
上質紙は、化学パルプを使って作られた用紙のことを指します。
コピー用紙に似ていますが、より綺麗な白色をしているのが特徴です。
文字を綺麗に印刷することができるため、手帳や書籍などに多く使用されています。
また、書きやすさの点でも他の紙よりも勝るため、ノートやルーズリーフなどでも使用されています。
□ケント紙
ケント紙は表面が真っ白かつ滑らかで、弾力性があるという特徴があります。
消しゴムを使った際も、画用紙とは異なりザラザラとした感触になりにくく、製図やデザインを描くときに多く使用されています。
□ヴァンヌーボ
印刷に最も適した用紙が「ヴァンヌーボ」です。
高級感があり、肌触りもよいため、名刺に使用されることが多いです。
□両更クラフト紙
両更クラフト紙は、両面がざらざらしている特徴があります。
比較的強度が高く、一般的には封筒や米袋といったモノを運ぶ袋に用いられています。
□メリットとデメリット
メリットは、特殊紙を使用することで自身のイメージに合ったものを制作することができることです。
今回ご紹介した特殊紙以外にも、独自の特殊紙を制作している会社は多く存在するため、自分にぴったりの紙を見つけましょう。
デメリットは、特殊紙を使用することでコストがかかることです。
しかし、紙にこだわることで作品のクオリティを上げたい方、競合他社との差別化をしたい方にとっては、一度使用することを検討してみてはどうでしょうか。
□まとめ
今回は、印刷で用いられる「特殊紙」についてご紹介しました。
一口に紙といっても、そこには様々な種類が存在します。
ぜひ、今回の記事を参考に、自身のイメージにぴったり合ったものを見つけてくださいね。
また、印刷屋さんドットコムでは、お電話で納得がいくまで対応させていただいています。
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