型抜き印刷でのノベルティの制作やグッズの制作をお考えの方はいませんか。
型抜き印刷は特殊な印刷方法であるため、わからない点も多いのではないでしょうか。
今回は型抜き印刷を利用する際の注意点について解説します。
□型抜き印刷のデザイン上の注意点
*デザイン上の注意点
型抜き印刷のデザイン制作に関する注意点を3つ紹介します。
まず挙げられるのは、あらかじめズレを想定してデザインすることでしょう。
型抜き印刷は、通常の印刷とは異なり、四角の用紙にデータを印刷してから希望の形に合わせて切り抜くものです。
そのため、通常よりもデザインのズレが生じる可能性が高いと言えます。
ズレをなるべく生じさせないためには、デザインの時点からあらかじめ、ある程度のズレを考慮しておく必要があります。
具体的な数値としては、最大で3mm程度のズレを想定しながらデザインを制作すると良いでしょう。
次に挙げられるのは塗り足しに注意することでしょう。
塗り足しとは仕上がりサイズよりも外側の部分のことで、断裁される部分です。
この塗り足しを設けていない場合は、型抜きをした際に用紙の白い部分が出てしまう可能性があります。
塗り足しを設ける場合は型抜きラインよりも3mm以上外に塗り足すと良いですよ。
最後に挙げられるのは文字切れがないようにすることでしょう。
せっかくのデザインが切れてしまってはもったいないです。
文字切れを起こさないためには、型抜きラインから文字部分を離す必要があります。
具体的な数値は3mmです。
文字部分以外にも画像やイラストなども同じように離すと良いでしょう。
□型抜き印刷のデータ作成の注意点
*データ作成の注意点
続いて、型抜き印刷のデータ作成の注意点について紹介します。
データを作成する際は、CMYKカラーで作成するように注意しましょう。
CMYKカラーとはシアン、マゼンタ、イエロー、キープレート(黒)といった、3原色と黒色の組み合わせのことを指します。
プリンターはこのシステムで色を表現しています。
これと比較されるのがRGBで、こちらはモニターなどの液晶で使用される色の表現方法です。
RGBとCMYKでは色の表現方法が違うため、RGBのデータで印刷してしまうと色合いが変わってしまう可能性があるでしょう。
そして、業者によって色合いや紙質が違うことも頭に入れておきましょう。
色合いや紙質の違いによって、完成品の色合いが変わってしまう可能性があります。
そのため、常に同じ色合いで印刷したい場合は業者を頻繁に変えないようにしましょう。
□まとめ
今回は型抜き印刷を利用する際の注意点について解説しました。
型抜き印刷は特殊な点が多いため、注意しないと希望通りの作品にならない可能性があります。
印刷会社や紙質に注意して制作しましょう。