抗菌印刷をお考えの方へ抗菌SIAAマークについてご紹介します

SIAAとは何かご存じですか。
これは、抗菌製品技術協議会といいますが、あまりわからない方が多いですよね。
理解することで、これからの私生活に役立ててはいかがでしょうか。
今回は、SIAAについてご紹介します。

□SIAAとは

SIAA、別名は抗菌製品技術協議会といいますが、ご存じない方が多いのではないでしょうか。
どのような協議会なのか、想像しにくいですよね。
そこで、ここではSIAAについてご紹介します。

これは、細菌やウイルスが増えにくいような製品やカビが生えにくいような製品を、消費者に広く使ってもらえることを目標として設立された協議会のことです。
また、この協議会は、さまざまな人の意見を取り入れ、その目標を達成するためのルールをつくることも目的としているでしょう。
ある製品が、定められた基準を満たすと、SIAAマークをつけることを許可されます。
それは、安全や効果を保証するものになるので、押さえておきましょう。

この協議会は、他にもさまざまな活動をしています。
例えば、抗菌や防カビなどの市場調査をしています。
そのデータを各企業に提供することで、良い製品づくりへの貢献もしていますので、重要な役割を担っていることがわかるでしょう。
また、それらに関する講演会を開いたり、セミナーの実施をしたりしています。

また、抗菌製品向上専門委員会という、さまざまな視点を取り入れた委員会もあり、安全性の向上に努めています。
他にもSIAAは、作成したパンフレットを通して情報を発信していますので、読みたい方はぜひチェックすると良いでしょう。

□SIAAがつくったSIAAマークとは

先ほどに少し出てきましたが、SIAAの略称として知られている、抗菌製品技術協議会がつくったSIAAマークがあります。
このマークがどのような役割を果たしているのか、ご存じない方は多いでしょう。
このような方に向けて、ここでは、SIAAマークについてご紹介します。

このマークには2つあります。
その中でも、今回は、抗菌SIAAマークについてご説明します。
このマークをつけるには3つの基準があるのはご存じですか。

1つ目は、どれくらい細菌やウイルスが増えにくいのかといった抗菌性です。
一般的なものと、菌が増えにくいよう特別に加工がされているものとを比較します。
そして、細菌やウイルスが増えている割合が、1パーセント以下であり、それ以降も、ずっとその効果をもつものが認められます。
これは、国際標準にもなっているので、押さえておきましょう。

2つ目は、そのものを使い続けても安全であるかという安全性です。
どの製品でも、安全性は求められます。
また、この安全性に関する基準は、SIAAがオリジナルで制定した基準ですので、押さえておきましょう。

3つ目は、どんな消費者でも理解できるような表示をしているか、という基準です。
これは、細菌やウイルスが増えないような薬品の種類を表示しています。
また、その薬品をどこの部分に塗られているのかといったような説明も表示されているので押さえておきましょう。

このマークは、抗菌性や安全性を保障するものです。
また、消費者が理解できるように、情報を発信していることも表していたのは、ご存じですか。
これからご紹介しますが、厳しい基準や試験によって認められたマークでもありますのでしっかりと押さえておきましょう。

□SIAAマークがつけられるようになる基準とは

先ほどでは、SIAAマークについて、ご紹介しました。
それぞれに基準があり、抗菌性や安全性を認める印にもなっています。
しかし、認められる試験はどのようなものがあるかご存じですか。
ここでは、その試験の内容についてご紹介します。

試験内容としては、4つあります。
その試験に合格した薬品を使用して、製品をつくらなければなりません。

1つ目は、急性経口毒性試験です。
これは、その薬品を口にしても問題がないかといった試験になっています。
試験内容は、その薬品を動物のえさに含ませて、動物に食べさせるものです。
それで、観察をして問題がないかというものなので、押さえておきましょう。

2つ目は、皮膚一次刺激性試験です。
これは、皮膚にその薬品をつけ、様子を観察する試験となっています。
つけた後にどのような反応が起こるのか、人間の皮膚についても安全なのかを確認しています。
長時間かけて反応を見ているため、安全に使用できるでしょう。

3つ目は、変異原性試験です。
これは、その薬品が急に変化しないか、問題を起こさないかを観察する試験です。
これは先ほどの試験と似ており、実際に動物につけて反応を見ます。
この試験を通過しているからこそ、長時間触れていても、問題がなく使用できるようになっているので押さえておきましょう。

4つ目は、皮膚感作性試験です。
これは、さまざまな人が触れても、アレルギー反応が起こらないかという試験です。
この試験方法は、さまざまな方法があり、動物実験や、機械での試験もあります。
この試験によってさまざまな人が使えるようになっているので、押さえておきましょう。

□まとめ

今回はSIAAについてご紹介しました。
さまざまな基準を満たしているからこそ、安全が保たれています。
抗菌印刷に関して、お悩みやご相談がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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