「MDGsという言葉は聞いたことあるけど、どういう意味か分からない」
「MDGsとSDGsの違いがあまり把握できていない」
この記事をご覧の方の多くは、このようにお考えでしょう。
今回は、MDGsとSDGsの基本情報や違いをご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□MDGsとSDGsをご紹介!
MDGsとSDGs、また、それぞれの違いについてご説明します。
*MDGs
MDGsは、ミレニアム開発目標とも呼ばれ、2000年9月にニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットで採択された国連ミレニアム宣言を基に作られました。
8つの目標、21のターゲット、60の指標が掲げられ、2015年までに達成することを目標としていました。
*SDGs
SDGsは、持続可能な開発目標とも呼ばれ、MDGsの未達成の課題と新たに設定した課題に取り組むために、2015年9月の国連サミットで定められた国際目標です。
SDGsでは、17の目標と169のターゲット、232の指標が掲げられており、2030年までに達成することを目標としています。
*MDGsとSDGsの違い
SDGsはMDGsをただ引き継いだものではありません。
先ほど述べたように、新たな課題も立てられています。
2つの大きな違いとしては、課題への対象の違いが挙げられます。
MDGsでは、目標は発展途上国の開発問題に関する課題が中心で、先進国はそれを援助する立場でした。
しかし、SDGsでは、世界中の国や地域が一丸となって取り組むために、先進国も対象となりました。
それに伴い、掲げられた目標も全人類が取り組むべき課題として、経済や社会、環境に関する課題も掲げられました。
□MDGsの達成状況とは?
結論から申し上げますと、MDGsで掲げられた目標は、全ては達成できませんでした。
また、達成した目標の中にも課題が残っているものや、新たな課題が見いだされたものもあります。
たとえば、目標1「極度の貧困と飢餓の撲滅」では、1990年に比べて約10億人の人々が貧困から脱却できたと言われています。
10億人という多くの人の貧困問題を解決できても、世界には未だ約8億人の人々が極度の貧困状態の中、生活を送っていると言われています。
このようにまだまだ課題解決への取り組みが必要なものも多く、これらの課題はSDGsでも掲げられています。
□まとめ
本記事では、MDGsとSDGsの基本情報や違いをご紹介しました。
さらに、MDGsの達成状況についてもご説明しました。
SDGsの課題解決のためには、企業の創造性やイノベーションに期待が寄せられています。
SDGsに貢献できるノベルティをお考えの企業様は、お気軽にご連絡ください。