抗菌印刷をご存じですか?印刷会社が紹介します!

「抗菌印刷について知りたい。」

このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
抗菌印刷は、まだまだ聞きなじみのない言葉ですよね。
そこで今回の記事では、抗菌印刷について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

□抗菌印刷とは?

*抗菌の意味

まずは、そもそも「抗菌」という言葉が、何を意味するのか確認しましょう。
抗菌とは、菌を長時間増やさないようにすることを指します。
混同しやすい言葉に「殺菌」と「除菌」があります。

殺菌は、細菌やウイルスを死滅させることです。
また除菌は、限られた空間から微生物を除去することです。
言葉は似ていますが、定義されている意味が異なるので、しっかりと区別しましょう。

*抗菌印刷の意味

抗菌印刷とは、紙の表面に抗菌剤が入ったニスをコーティングすることで、抗菌効果を持たせる印刷方式を指します。
抗菌ニスを塗布すると、大腸菌や黄色ブドウ球菌のような細菌の増殖を大幅に抑制できます。
最近、衛生に対する意識がどんどん高まっていますよね。
抗菌印刷を活用すれば、安全で清潔な製品を作れるでしょう。

□抗菌SIAAマークについて解説します!

抗菌印刷が施された商品の中には、SIAAマークが表記されているものがあります。
しかし、SIAAマークの表す意味について、知らない方も多いのではないでしょうか。
ここからは、SIAAマークについて詳しく解説します。

SIAAマークには「抗菌SIAAマーク」と「防カビSIAAマーク」の2種類があります。
2つのうち、抗菌印刷の商品に表記されているのは前者です。

そして、このマークを表示することができるのは、3つの基準をクリアした商品のみです。
3つの基準とは、どのようなものなのでしょうか。

1つ目は、抗菌性に関する基準です。
この基準を満たすためには、耐久性試験にクリアすることが必要です。
試験では、抗菌加工をしていない商品の表面と比較して、細菌の増殖割合が100分の1以下であることが求められます。

また、試験の後も継続して抗菌効果が確認されることも必要です。
抗菌性は、国際標準ISO22196に即して行われた試験の結果によって判定されます。

2つ目は、安全性に関する基準です。
安全性基準は、SIAAという団体が独自に定めています。
気になる方は、SIAAの公式ホームページで確認してみてください。

3つ目は、適切な表示に関する基準です。
抗菌剤の種類や加工部位を、確実に明示することで基準をクリアできます。

□まとめ

今回は、抗菌印刷について解説しました。
抗菌印刷に関するさまざまなことを知れたのではないでしょうか。
この記事を参考に、抗菌印刷の導入をぜひ検討してみましょう。
抗菌印刷をお考えの方は、ぜひ当社にお問い合わせください。

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