SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」のために私たちができることは?

SDGsの17個ある目標のうちの15個目は、「陸の豊かさも守ろう」です。
14個目の目標である、「海の豊かさを守ろう」に続く、環境問題に対する目標です。
私たちの生活には、海や山などの自然、そしてそこで暮らす生き物たちが欠かせません。
陸地の自然を守るために私たちができることとは何かご紹介します。
 

□陸地の自然や生物が抱える問題

 
現在の地球は、かつてないほどの土地劣化に直面しています。
各地で干ばつや砂漠化が深刻化し、農地の消失によって、生計を森林に依存する16億人の人々が苦しんでいます。
また、地球に暮らす生き物たちに目を向けると、確認されている8300種の動物種のうち、8%は絶滅し、22%が絶滅の危機に晒されています。
 

*自然環境

 
地球上の陸地面積のうち25%から33%を占める森林は、私たちに綺麗な空気や水、豊かな土を提供してくれています。
しかしその森は今、年間約521万ヘクタールも失われています。
これは1分間に、東京ドーム2個分の森がなくなるスピードであり、100年後には森がなくなる計算になります。
 

*生物多様性

 
人類はその発展の過程で自然を破壊し続けてきました。
その結果として、絶滅の恐れがあるとされているレッドリストに指定されている野生生物は3万種を超えました。
私たちの生活は、複雑かつ緻密な生物の食物連鎖関係の中で成り立っています。
絶滅する種が増えれば増えるほど、私たちの生活は崩れてゆくのです。
 

□SDGsの目標15を達成するためにできること

 
陸の豊かさを守るためには、まず陸の命の大切さを知ることが大切です。
私たちが森や川から受けている恩恵には、どのようなものがあるでしょうか。
それは食事で口にするものだけではありません。
空気ですら、森の光合成の作用がないと、クリーンに保てないものなのです。
 
直接的な貢献をしたければ、学校や地域の植林活動に参加することがおすすめです。
SDGsに積極的な学校や自治体では植林活動を定期的に行なっています。
小規模な植林活動でも、それが日本中、世界中となれば、やがて大きな森になります。
 

□まとめ

 
環境問題は、豊かな自然が今も多く残っている日本では、どうしても気づきにくい問題です。
しかし、ここ日本でも環境破壊は着々と進んでいます。
自然が破壊され、生物多様性が崩れていくことは、いずれ私たちの生活に大きな影響をもたらし始めます。
そうなる前に一人一人が少しずつでも活動を続けることが大切です。

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