SDGsに対する日本での取り組みにはどのようなものがあるかご紹介!

現在、世界にはこれからの将来のために解決すべき課題が多くあります。
しかし、それらの課題は国を超えて協力しないと解決できないものが多いです。
国連は、SDGsという17の目標を定め、課題解決のための取り組みを各国に促しています。
今回は、SDGsの目標はどのようなものなのか、そして日本ではどのような取り組みがされているのかを紹介します。

□SDGsの概要について

SDGsは2015年の国連サミットで採択された、持続可能な社会を作るための17の目標です。
取り組み期間は2016年から2030年の15年間です。
SDGsの前身となったMDGs(ミレニアム開発目標)では、途上国が抱える課題の解決が中心でしたが、SDGsではそこに掲げる目標を途上国・先進国の区別なく、世界全体で解決すべき課題としています。

□SDGsに対する日本での取り組み

SDGsの目標達成に向け、日本が行っている国際的な取り組みを4つの分野で紹介します。

1つ目は、保健分野です。
日本政府は、2015年に「平和と健康のための基本方針」を策定しました。
日本の医療人材のスキルや知識を活用することで、公衆衛生問題や災害に対しての強靭な国際健康安全保障体制の構築、ユニバーサル・ヘルス・ガバレッジの達成を目標にしています。
ユニバーサル・ヘルス・ガバレッジとは、基本的な保健サービスを負担可能な費用で必要な時に受けられることです。

2つ目は、教育分野です。
SDGsの採択と同時期に、日本政府は「平和と成長のための学びの戦略」を発表しました。
「みんなで支えるみんなの学び」というビジョンを掲げ、乳幼児教育から就労・企業までの生涯学習を通して、学び合いによる質の高い教育の実現を目指しています。
この実現のために、JICAやNGOを通して、教育施設の整備や教育支援を行っています。

3つ目は、防災分野です。
2019年のG20大阪サミットで、「仙台防災協力イニシアティブ・フェーズ2」が発表されました。
これは、今まで様々な災害を経験してきた日本が持つ防災知識を途上国の人たちに伝えることを目的としたものです。

4つ目は、海洋環境分野です。
2019年のG20大阪サミットでは、海洋プラスチックごみを主要課題の1つとし、2050年までに海洋プラスチックごみをゼロにするビジョンの合意を得ました。

□まとめ

SDGsは、世界中のすべての人が幸せに暮らすために解決すべき課題です。
今回は国外に向けた日本の取り組みを紹介しましたが、国内にも課題は残されています。
私たち一人一人の行動が課題達成につながることもあるので、一度SDGsについて考えてみましょう。

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