「イラストレーターを買ってみたから早速作品を作ってみたい」
そう思っていても、イラストレーターの使い始めは分からないことが多いですよね。
イラストレーターを使って試行錯誤した作品が完成するとすぐに印刷したいと思う方が多いと思いますが、イラストレーターのデータを使って印刷を依頼する場合、しっかりと設定や処置をしないと上手く印刷できないかもしれません。
そこで今回は、イラストレーターで作品を作るまでの流れと印刷物をイラストレーターで入稿する時の注意点についてご紹介します。
□作品を作る流れ
「何となくイラストレーターってかっこいい」
「デザインってかっこよさそう。デザイナーはイラストレーターを使うんだ。」
こんなことを思ったことありませんか?
確かに多くのデザイナーがイラストレーターを使っています。
しかし、いきなりイラストレーターで作業をしているわけではありません。
作品を作るのには様々な工程があり、その途中からイラストレーターを使います。
まずは、その工程を簡単にご紹介します。
1. どんな作品を作るのか決める
まず、どんな作品を作るのかを決めます。
何かのメッセージのための作品なのか、商品を紹介するためのものなのか、そもそも今から作るものが商品なのかなど本当に様々です。
何を、誰のために作るのかをしっかりと考えていきます。
2. 大まかなデザイン(絵)を描く
何を作るか決まったら、大まかなものを紙などに簡単でよいので描きます。
紙などに描くと、イラストレーターで描くときに紙を見ながらできるのでとても楽になります。
3. イラストレーターを使ってデジタル化
いよいよイラストレーターの出番です。
紙に描いた絵をイラストレーターでデジタル化していきます。
複雑な作業も多く大変ですが、あと少しで完成です。
4. 印刷を依頼
イラストレーターで描けたあとは、でき上がったデータを印刷会社に送ります。
□イラストレーターのデータを使う時の注意点
イラストレーターのデータを送る時にはいくつか調整するべきポイントがあります。
*カラー設定について
スポットカラー・特色などは使用しないでください。
なぜなら、印刷ができない、印刷した結果が表示と違う色になってしまう可能性があるからです。
*画像について
イラストの中の画像は300~350dpiで作成してください。
画質が低いと、印刷した時に綺麗に写らない場合があります。
*塗り足しについて
塗り足しを入れてください。
塗り足しがないと、印刷時にズレなどが原因でうまく印刷されない場合があります。
*保存について
保存を行うときは作成したバージョンで行ってください。
今回は、作品を作る流れから注意すべき点までご紹介しました。
イラストレーターを使うのは色々と大変ですよね。
私たち株式会社マツイ印刷はお客様のご相談やお問い合わせに丁寧に対応いたします。