埋め込みフォントが表示できない!?

先日、お客様からご入稿頂いた、PDFデータを開いたところ、

『埋め込みフォント「PYOPCM+HiraMinPro-W6」を抽出できません。
一部の文字を正しく表示できない場合や、印刷できない場合があります。』

という警告がでてきました。

あ~、これはフォントが埋め込まれていないなぁ、と思いながらデータをチェックしてみると、

●フォントもすべて埋め込みサブセットになっているし、

●画像も高画質に書き出されている・・・

特に問題がない???

不思議に思いながらデータを見直していると、文章の一部のフォントが穴抜けしているのを発見!!

huguai_sample.jpg

お客様に連絡し再度データをご入稿頂き、なんとか印刷は無事完了したのですが、

珍しい不具合なので詳しく原因を調べてみると・・

その1.データは、Mac OSXのOffice Wordで制作

その2.PDFデータは『Quartz PDFContext』というMac OSX標準のPDF作成ソフトから書き出されている

その3.消えていたフォントはヒラギノフォント

でした。

Mac OSX標準のQuartz PDFContextは今回のような不具合が多いらしく、
インターネットで検索してみると、全く同じようにヒラギノフォントが消えるという報告もありました!!

Mac OSXでデータを制作されるお客様はPDF書き出しの際、十分にお気を付け下さい!!

今回の事例のように、不具合が起こってしまう場合は、
弊社ホームページでもご紹介させて頂いております、PDF作成フリーソフト

 【primoPDF】

 【cubePDF】

もお試し下さい。

PDF作成講座 Office系アプリケーションから書き出す方法はこちら

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画像は埋め込み、埋め込むべし!

2007.3.15(木)はれ 印刷日和(^^)/ 
今日の困ったちゃんは、Illustratorに配置されたリンク画像でした。
Illustrator上では、特別変わったところはなく、問題なく印刷まで進んでいきました。
無事完了!と思いきや、印刷のオペレータが指摘してきました。なんと、アミ点の上に白いラインが・・・
CTPの板の確認ミス?板をもう一度目を凝らして見れば、確かにヘアラインのようなものが走っています。
もう一度データの確認。しかし、データ上にはない。
リンク画像をもう一度確認。大丈夫。
念のため埋め込んで確認。
あっ!
わかりました。クリッピングパスの作成ミスでした。
抜きたいところ以外も選択されており、その部分がラインとして出ていたのです。
う~んこれは発見はムリですね。
カンプでも出ていません。これは検証範囲内ではありませんね。
唯一発見できるといえば、画像を埋め込んでしっかり確認するしかないですね。
確実なデータを作成しようと思ったら、画像はリンクではなく、埋め込みにした方が安心というか、事前にミスを発見することが可能です。
 初めての方はこちら
こちらを一度ご確認いただき、できるだけ不具合の起きにくいデータの入稿をお待ちしております。m(__)m
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色指定したのに色が出ない?

2007.3.12(月)雪 (@@) 冬の嵐?
 今日の困ったちゃんは、「指定したにもかかわらず、線の色が出ない」というものです。
初めは、RIPの不具合かと思ったのですが、調べました。はい、解りました。してはいけないことがしてありました。
 今回はIllustratorデータで、画像にマスクがかけてあり、その時に使用したパスの線に色を指定していたのです。
これはNGです。(><)
クリッピングマスクに使用したパスの線に色を指定すると、色が出なかったり違う色になったりします。必ず、パスをコピーしてもう一つ作成し、そのパスに色をつけて重ねて使用してください。
毎日、色々なデータに出くわしますが、慌てず対処できるようになりたいものですね。
「さあ、こまったちゃん、かかってきなさい!」
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RGBとCMYK、違ってあたりまえ?

2007.3.9(金)はれ 印刷日和(^^)/ 
今日も色々ありました。「色が違う」と印刷の上がりに納得できないお客様。
RGBで入稿されてきたのでCMYKでの印刷では、違ってあたりまえ。
少しでいいから、知識を持っていただきたいですね。そこで少し・・・
RGB(Office系ソフトやモニタ)とCMYK(印刷)。この二つのカラースペースは違います。カラースペースとは色の表現可能な領域のこと。
理解して戴きたいのですが、RGBに表現ができてCMYKにはできない。逆に、CMYKに表現できてRGBには出来ない色が存在するのです。今の技術では「完全に一致」させることは、はっきりいいますとムリです。
ただし、技術は日々進歩しておりますので、「近い色を出す」ということは可能になってきました。
RGBのOffice系ソフトで作成したデータをRGBのモニタで確認し、それをCMYKで印刷しても完全に同じ色には仕上がらない。
これを心得ていただかないとトラブルの原因になりますよね。
お互い「いい仕事をしたい」という気持ちは同じなのですから、知識を身につけて歩み寄っていければいいですね(^^)
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ハーフトーンスクリーン情報が悪さした!

2007.3.3(土)はれ 印刷日和(^^)/
今日も不思議なことが・・
今日のフシギちゃんは、画像でした。
モニターで見る限りきれい!レーザーで出力してもきれい!
なのに印刷は綺麗じゃないのです。解像度のチェックもしたのにまるでシャギーというか、モアレというか・・
何とも言えないあがり。
そう、「ハーフトーンスクリーン」の確認を忘れていたのです。
ハーフトーンスクリーン情報とは、線数や網の角度などを指定する情報です。網点の形状・角度・線数などをファイル別に保存できたりします。
その次の項目、「トランスファ関数を含める」「ポストスクリプトカラー管理」にチェックを入れると、本来の色とは違った色で出力されてしまいます。
デザイナー様にも知っていただきたい。
EPS保存時には、「ハーフトーンスクリーン情報を含める」「トランスファ関数を含める」「ポストスクリプトカラー管理」。3点すべてのチェックをはずして保存してください。
くれぐれも宜しくお願いいたします・・・。

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Microsoft Office_Wordで大失敗

2007.2.28(水)雨 (TT)
今日はお天気とおんなじ、大失敗の日でした。
みなさんはMicrosoft Office_Wordで、画像の配置はどのようにされますか?
一般的には、「挿入」の「図」で「ファイルから」で配置しますよね。
今日のお客様、「背景」で入れてこられたんですね。
見た目は確かに画像が背景に配置されていて、挿入の配置と同じ見え方になっているのですが、実はこれはしてはいけないことなのです。
モニターで見えても印刷ファイルには出てきません。
これは「図」だけでなく、背景色にしても同じことです。
挿入で「テキストボックス」を作成してから「テキストボックスの書式設定」で色をつけてください。
くれぐれも、「背景」で色をつけるのではなく、「テキストボックスの書式設定」で背景色をつけてください。
「テキストボックス」を全面に広げて、「レイアウト」で「背面」にもっていけば、ちゃんと背景色になります(^^)
で、背景で作られた画像は出ませんので白いまま・・
当然印刷も白いまま・・
検証で気づかなかった私が悪いのね。当然刷り直し(TT)
頼む、検版で気づいてください・・
お客様曰く、「ホームページの注意点に書いてください」
はい、おっしゃるとおりです・・m(__)m

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Office系ソフトの透明効果

今日、不思議な事が起きたと若い子が騒いでいた。
画面で表示されているアミ点が、そしてRIP解析済みのインクジェット出力のカンプにも表現されているアミ点が印刷時に消えたというのだ。
だ~か~ら・・・
Office系ソフトの透明だってば。いつも注意しているでしょ。気をつけなさい、そして使っちゃダメ!って・・
https://www.insatsuyasan.com/caution_office.php#00004
このページをよく確認して下さい。そうすれば、少しは不具合も減らせると思いますよ。
 ・「Office系ソフトで色を指定する場合、自動ではなく、色を選択して指定して下さい。」
 ・「影を付ける場合「影付きスタイル」や「透過性」「半透明」を指示する事は絶対にしないで下さい。」
  (インクジェットプリンターやカラーレーザーの場合、そのプリンターが出力可能な大きさに置き換えてしまいますので、印刷されてしまいますが、CTP出力の場合、表現ができません)
ってね・・・。
社内で確立できていないところが、指導ミスですな。

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Photoshopのカラー設定

Photoshopの作業用スペースには「RGB」と「CMYK」があります。
「RGB」はモニタの表現色で、DTPでは、「Adobe RGB」が推奨です。「sRGB」はWeb用と考えて下さい。
「CMYK」は印刷用で、「Japan Color 2001 Coated」を指定して下さい。
上記の「Japan Color 2001 Coated」は枚用印刷機用なので、輪転機用は「、「Japan Web Coated」を指定して下さい。
ただし、Photoshopデータを印刷用ファイルとして使用するなら、最終的には「カラープロファイル」ははずして入稿するのが良いでしょう。
CMYKに分配する「RIP」では、このプロファイルが色に悪影響を及ぼす時があるからです。

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ラスタライズ効果設定

Illustratorの上位バージョンともなると、色々な機能がついています。
Illustrator9.0からの新機能「透明」はDTP者にとってとても便利な機能です。今回は中でも「効果」メニューのコマンドを使う際に気をつけて頂きたいことをご説明します。
それは・・・
「効果」機能では、「ぼかし」、「ドロップシャドウ」などベクトルでは扱えないビットマップ表示を必要とする機能も使用することができます。デザインの幅も広がりますね。ただ、その時気をつけなければいけないのが「ラスタライズ効果設定」です。(Illustratorのバージョンによっては表現方法が微妙に変わってきます)
印刷の場合、「ドキュメントのラスタライズ効果設定」を「スクリーン」から「高解像度(300dpi)」にする必要があります。
ここの設定をちゃんとしておかないと印刷の場合、考えていた仕上がりを得ることができません。
「効果機能」を使用してから「ドキュメントのラスタライズ効果設定」を変更すると「ぼかし」の幅が変わってしまいますので、必ず設定を変更してから作業に取りかかって下さい。
ただし、Web用でしたら72dpiで充分です。印刷用、Web用など、目的によって使い分けてください。
印刷用データであるにもかかわらず、この設定が高解像度に指定してあるデータが少ないことに心が痛みます。
クオリティの高い印刷物に仕上げるためにもこの「ラスタライズ効果設定」は必須です。

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DTPのファイル形式について

今日は最近乱れているな・・・と思う「DTPのファイル形式」について書こうと思います。
DTPでよく使用されるファイル形式はいくつかありますが、代表的なもに、「PSD」、「AI」、「EPS」、「TIFF」、「PDF」などがあります。
 PSD・・・Photoshopのネイティブ形式
      Photoshopのすべての画像の情報を保持できる
 AI・・・Illustratorのネイティブ形式
 EPS・・・レイアウトソフトへの貼り込み用として一般的な形式
 TIFF・・・Mac、Windowsのどちらでも使用できる形式
      レイアウトソフトへの貼り込みも可能
 PDF・・・電子文書のためのフォーマット
      「Portable Document Format」の略
      保存の仕方によっては文字情報だけでなく、
      レイアウトなどの情報を保存できる
どうです?少しはお役にたてましたか?
DTPで必ず出てくる保存形式。十分理解した上で使用していきたいものですね。

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