続 印刷工場探検 ~用紙についてのおまけ~

印刷工場探検隊!用紙についてのおまけ

 

つい先日、『いま、私が持っている、この紙は何㎏の紙なんだ?』という問い合わせを頂きました。用紙を選ぶ時のお話しを前回の探検の際にしましたが、用紙が包装されている状態の時は〇〇kgとラベルが貼ってあるから分かりますよね!

でも! お客様がこの紙は何kgの紙かなんて分かりにくいですよね・・・

 

イメージしてみて下さい。今、手元にある印刷物と同じものを作りたいときに、紙の厚みが分からず印刷会社さんに頼んで、違う厚みの用紙で出来上がるなんてことがないようにしたいですよね。(こういった所は、各印刷会社さんがフォローすべき所だと思いますが・・・)

 

話しを戻して、『この紙は何kgか?』を調べる方法は3つです。

 

1つ目は、職人さんが紙を触ると、これは90kgだ!と言い当てます。まさに経験と知識のなせる業ですね。でもこれはお客様には出来ないですね。
























2つ目は、マイクロゲージで厚みを量るという方法です。用紙は1mm以下というのが当たり前ですよね。1mm以下の長さを計るゲージとして印刷屋さんが持っているものです。

ゲージ.jpgのサムネール画像のサムネール画像

でも、これもお客様が持っていることはあまりないですね。

 



3つ目の方法は、重さで判断するという方法です。

そもそも用紙は〇〇kgという標記ですから、重さという視点でいくのは間違っていません。でも・・・用紙の大きさで重さも変わる!(当たり前)

 

そこで、これから紹介する一覧を参考にしてみて下さい。用紙が上質紙であったり、特殊紙であったりでも変わるので、今回は印刷屋さんドットコムのメイン用紙であるコート紙を紹介しておきます。一度皆さんもお手元の用紙を量ってみてはいかがでしょう。

 

A4サイズ 

コート 73kg 1枚あたり 約 5.0g 

コート 90kg 1枚あたり 約 6.5g 

コート110kg 1枚あたり 約 8.0g 

コート135kg 1枚あたり 約 9.5g 

 

A3サイズの場合は倍の重さで、A5サイズの場合は半分の重さだね!

 

 

B4サイズ 

コート 73kg 1枚あたり 約 8.0g 

コート 90kg 1枚あたり 約 9.5g 

コート110kg 1枚あたり 約 12.0g 

コート135kg 1枚あたり 約
14.5g

 

B3サイズの場合は倍の重さで、B5サイズの場合は半分の重さだね!


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型抜き.jpg
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続 印刷工場探検

さて印刷屋さんはなにに印刷するの?と聞かれれば真っ先に答えるのが『紙』ですよね。

印刷屋さんドットコムでも当然、紙に対して印刷することが大半です。あと、印刷屋さんドットコムでのオススメ商品でもあるクリアファイル印刷は紙ではなくPPシート(ポリプロピレン)に印刷するので、これは紙とは違うね。

 

ということで、今回の印刷工場探検隊は紙についてのお話です。

 

印刷屋さんドットコムでの一番使う用紙は、コート紙です。よくチラシ・リーフレットなどに使われる光沢紙ですね!これは上質紙に塗工してつくられているんですよ。

このコート紙は印刷の発色が良いことから、カラー印刷に適しています。

 

紙についての説明は、意外と分かりにくいのでまた改めてしたいとは思うのですが・・・

紙3.jpg






















とりあえず、大きな紙に色んなお客様の印刷物を一緒に印刷する方法をとります。これを面付け作業といいます。あとはこの大きな紙をお客様のご希望の大きさに断裁していくことになります。

 

大きな紙の分類としては、

1)コート紙

2)マットコート紙

3)上質紙


という感じでしょうか。正確にはもっといろんな紙があるんだけど、世に出回っている用紙としては、3点が主流ですね。

 

さて、印刷をする時の『紙を選ぶ』際に重要な要素はなんだろう?

1番に大事なのは、①紙の種類(コート紙?・上質紙?・色上質紙?・特殊紙?)ですね。お客様がコート紙での印刷物が欲しいのに、色上質紙で印刷するわけにはいきませんもんね!

 

次は②紙の大きさです。紙には規格があって、四六版や菊判など大きさの違いで呼び名が変わっています。A4とかB5というサイズも大きさを表す規格ですよね!

 

そして、紙の大きさとの関係性もあるのですが、③紙の厚さも重要な要素ですよね。ハガキなんかは厚い紙をつかいますよね。でも薄いチラシの紙で印刷してお届けしたら怒られちゃいますね・・・

印刷の時に『紙を選ぶ』重要な要素はこの3点です。最後に加えるのは、④紙の目です。紙には目があって私たちを睨んでるんです。なんてことはないんですが、紙は元々、パルプなどが原料で作られているんですが、その繊維の走っている方向が紙の目ということです。

紙の目に逆らって折ったりすると、仕上りが悪くなるので最後の製品の仕上がりを理解してから紙を選ぶことが重要になります。

 

一般の用紙以外でよく使われるのは、ユポなどの合成紙やアルミ蒸着紙、ファンシーペーパーなんかもよく使いますね。

こんな特殊な紙に有効なのがUV印刷というわけです。

印刷屋さんドットコムではこういった素材にも対応可能なので、一度問い合わせしてみて下さい。







 

紙4.jpg
紙5.jpg

 







詳しくは、印刷屋さんドットコムウェブサイトの『資料請求』をお試し下さい。


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印刷工場探検

印刷工場探検隊!

 

今日は我が社の印刷工場を探検して紹介していきます。

 

一応、製造現場はきれいにしているつもりなんですが、すぐに汚れて汚くなりますよね~

社長の方針で、きれいな現場でなければきれいなモノはつくれない!ということを根付かせたいです。

 

足拭きマット.jpgのサムネール画像

さて工場を入る前にまっているのが、粘着マット! ここで靴底をきれいにしましょう。

(汚れたら1枚めくる仕様なので、使い勝手良し!)






















今日の探検隊の行き先は印刷工場です。

 

当社の印刷機は完全UV印刷に移行しています。

 

UV印刷・・・紫外線でインキを硬化させる印刷の仕組み

 

UV印刷については、以前に印刷のことで少し触れたかもしれないけど、また詳しく紹介するよ。とりあえず、通常の油性インキによる印刷とは少し違うと思って下さい。

 

最大のメリットは、短納期が実現できること、特殊紙、紙以外の資材にも対応できること

この2点だと思います。

(その分、ノウハウが必要なんですけどね・・・)







印刷機.jpg

 


紙積み.jpgのサムネール画像

ただ今、若手の印刷オペレーターが紙積み中です。

 

紙の扱いって難しいですよね。紙をさばいたり、紙の枚数を数えたり、綺麗に整えたりと扱うことが多いんですが、まずこの紙を扱うことに慣れないと、印刷現場では正直なところ、




お荷物になってしまいます。いくら機械化が進んでも作業員はこれができないと絶対ダメ!

紙1.jpgのサムネール画像

紙2.jpgのサムネール画像

そして、紙の種類もいっぱいあるね。私も入社した時、一番の壁は紙の種類や規格を頭に入れることでした。 ??kgってなに? 菊判・A判・四六判ってどういうこと?

懐かしい話です。

 

ということで、次回は少し紙について紹介します。


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印刷で必要なものはなに? パート4

今回は「水」に関する話です。


オフセット印刷における重要な要素の最後は、『水』です。

刷版のときに少しふれましたが、

1)親油性・親水性という性質を版にもたせること

2)水と油は反発するという原理をいかすこと

 を使うということは、『水』が必要になってきます。

 

ただし、ただ単純に水道水を使うというわけではなく、非画像部が水と親しみやすくなるように化学変化(親水化)させる効果を持たせる必要があります。そのため、水に給湿液(エッチ液)を添加して刷版非画像部を親水化する水を作ります。

他にはアルコールを添加したりしますね。これは水の粘度が上げられるため、少ない水の量で版面上により薄い膜厚で濡らす効果がでます。オペレーターとしては水を絞ることができるので、思わず添加したくなりますね。

 

ではこの『水』=『湿し水』ですが、やはり管理が必要です。

印刷オペレーターの中では水のコントロールの良し悪しでオペレーターの腕がわかると言われる程です。

吸湿液の添加料(水との比率)やペーハー値(PH)は特に重要ですね。

印刷でのペーハー値は弱酸性が良いと言われています。中性はPH.7なので、PH.6ぐらいを狙うように水をつくることが大事ですね!

ところが印刷をしていくと、このPH値が変わっていくんです。

これは印刷の際にインクと水が混ざるので、インキや紙のカス(紙粉)、紙のアルカリ成分が徐々に水に入っていきPH値を変えていくようです。

ですが、ここはオフセット印刷300年の歴史が徐々に改善していきます。

今では、これらの諸問題に対応していくH液などの開発や、水のタンク内を浄化する装置の開発も進み、今では水なし印刷という技法もあります。

 

さあ、印刷はデジタル化が進み、無版印刷や水なし印刷、オンデマンド印刷による可変な

ど様々な革新が進んでいます。次は何でしょう。もしかしてオペレーターとして屈辱的な無人印刷なんてことになるんでしょうか?


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クリアファイル印刷にクリップファイルタイプが登場

スタンダードクリアファイル印刷に、「クリップファイルタイプ」が加わりました。

<クリップファイルタイプ>
clipfile.jpg
素材はスタンダードタイプと同じ0.2㎜厚のPPシート(ポリプロピレン製シート)を使用しておりスタンダードクリアファイル(A4サイズ)にクリップ機能がついたタイプです。

3箇所のクリップ留めがついており書類を挟むことで、抜け落ちを防ぎます。

カバンの中でも書類はそのまま!

スタンダードタイプと同様に絵柄部分を透けにくくする白うち加工も可能です。

「スタンダード」「ポケット付」「インデックス付」「クリップ付」様々な場面に応じて
活躍すること間違いなし。
ぜひ、お試しください

変形サイズやクリップ位置など変更がある場合は別途お見積もりになります。


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印刷で必要なものはなに? パート3

 今回は刷版(さっぱん)についてのお話しです。


刷版とは、

三省堂 大辞林では・・・主として平版印刷で,実際の印刷に使用

印刷関係用語集では・・・下版されたフィルムを焼き付けたPS版などの版。焼き付ける作業。

紙器関係専門用語辞典では・・・刷版とは印刷を行う際、印刷機に直接取り付けられるアルミ板のこと。製版後にポジやネガフィルムを版となる感光性の溶剤が表面に塗られたアルミ版に密着させて感光、焼き付けて作成する。その感光して凸になった部分にインキが付くことにより印刷される。

 

なんて、難しい説明でしょう。これを読んでみて、あぁ
なるほど!と思った型はすぐ

にでも印刷会社に勤められるのではないでしょうか。

 

では、どこまで簡単に説明できるか分かりませんが頑張って書いてみます。

あくまでオフセット印刷ということでいきますね。

 

版は主にアルミの板です。業界的にはPS版といっています。

この版にインキをつけて、版とブランケット(ゴム胴)が当たって転写され、ブランケ

ットから紙面に印刷されるという流れですね。

つまりカラー印刷の場合は最低でもCMYK4色が必要なので、4枚の版が使われる

ということです。それぞれの版には絵柄が写っています。

この絵柄を写す方法を説明するのが少し難しいですが、PS版には感光剤が塗布してあっ

て、紫外線やレーザー光などで感光させて現像をすると、画線部は親油性、画線以外の

部分は親水性の異なる性質を持つようになります。 不思議ですね・・・

 

ちなみにひと昔まえまで(私が入社した時)はネガかポジのフィルムを出力して、PS

に貼り付けて、焼付作業をして、現像液につけて、ガム引きして・・・なんて作業をして

たんです。

写真屋さんを彷彿させますね。

時代も変わり、今ではCTPというデジタルデータを出力機に送るだけで、刷版が出てくる

という時代になっています。

さぁ 先ほど、画線部は親油性、画線以外の部分は親水性の異なる性質を持つということ

を書きました。ここが重要でオフセット印刷の肝となる部分です。

 

オフセット印刷は水と油の反発を利用して印刷しています。

インキは油です。つまり画線部にはインキがつくのです。もう少し説明すると、インキを

つける前に版に水をつけます。 すると画線部以外は親水性が高いのでそこには水が残

ります。その状態でインキをつけると、インキは水にはじかれて画線部の親油性の高い

部分についていきます。この原理が版面で高速で行われて印刷されているのです。

 

でも、最近では水なし印刷という技術も出てきています。この技術は私も体験したことが

ないのですごく興味があります。

 


ということで、パート4は徐々に必要でなくなってきた『水』について説明するよ。


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クリアファイル印刷にインデックス付クリアファイルが加わりました

スタンダードクリアファイル印刷に、前回ご紹介しました「ポケット付クリアファイル」に続いて

新たに「インデックス付クリアファイル」が加わりました。
<インデックス付クリアファイル>

clearfile_index.jpgのサムネール画像のサムネール画像
素材はスタンダードタイプと同じ0.2㎜厚のPPシート(ポリプロピレン製シート)を使用しております。

スタンダードクリアファイル(A4サイズ)の中面に1枚仕切りがついたタイプです。
仕切りの面にも印刷することができます。
フルカラーの印刷となり、絵柄部分を透けにくくする白うち加工も可能です。
仕切りがあるので書類の整理はもちろん、中身も取り出しやすくなっております。

<その他のクリアファイル印刷>
・スタンダードタイプ
・ポケット付
・インデックス付

様々な場面で活躍すること間違いなしです。
ぜひお試しください!


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クリアファイル印刷にポケット付クリファイルが加わりました

スタンダードクリアファイル印刷に新たに「ポケット付クリアファイル」が加わりました。

両サイドにポケットがついた、2つ折タイプのクリアファイルです。

clearfile_pocket.jpg
素材はスタンダードタイプと同じ0.2㎜厚のPPシート(ポリプロピレン製シート)を使用しております。
フルカラーの印刷となり、絵柄部分を透けにくくする白うち加工も可能です。
ダブルポケットなのでA4サイズの書類がスタンダードタイプより多めに入ります。さらに両サイドに開いて中身を取り出すことが可能。ポケット部分も深い構造になっているので中に入った書類もこぼれにくくなっております。
用途に応じて「スタンダート」「ポケット付」それぞれ使い分けてみては如何でしょうか?
ご注文の際はテンプレートをご利用の上、ご入稿くださいますようお願いいたします。

※変形サイズやポケットの高さの変更などをご希望の方は、別途お見積りとなります。

クリアファイルについて詳細はこちら

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印刷で必要なものはなに? パート2

~ 印刷オペレーターのつぶやき ~
前回までは、印刷機・印刷の技法を少し解説しました。
今回はインキについて書いていきましょう。
まず、そもそもなぜインキというのか?インクじゃないの?
油性マジックなどはインクといったりしますね。
私も、印刷業界に関わってからインキという言葉を使うようになったので、
もしかすると印刷業に関することはインキ、それ以外はインクというのかとも思ったりしていました。
あれ?インクジェットプリンターはインクっていうなぁ?
正直なところ、明確にインキとインクの違いを教えてくれるものはあまりないようです。
英語の標記もどちらもInkですからどちらが間違いということではないのでしょう。
(私は印刷人なのでインキで今後は書いていきます!)
まず、インキは何でできているか? 
この話になるとちょっと難しくなってブログを見てもらえなくなるので、簡単にだけ説明すると、
①色を着ける役目の 『色料』、
②色料をインキ壷から用紙などに運び固着させる役目の『ビヒクル』
③インキの性能を維持・向上させる役目の『補助剤』
から成り立っています。
この中身のことを説明すると、専門用語ばかりになってしまうので、ここは触れずに今回は、
インキの種類について少し説明しましょう。
オフセットインキの場合、当初は油性インキが主流でした。
いまではUVインキという速乾性対応のインキも出てきています。
弊社もこのUVインキにて印刷を行なっています。
油性インキは絵の具と一緒で、時間が経てば乾燥していきます。
もう少し踏み込んで説明すると、酸化重合による乾燥です。
つまり酸素に触れることで乾燥するのです。
印刷機による印刷では、紙などが印刷されてどんどん積み上がっていきます。
そうすると酸素と触れなくなり乾燥が鈍くなります。
最悪の事態として、裏写り・ブロッキングが発生します。
それを少しでも防ぐために、印刷物と印刷物の間にパウダーを噴射してわずかな隙間をつくってあげます。
それでもインキが乾燥するまで裏面への印刷や、断裁・加工をすることは不可能でした。
ところがUVインキは違います。
UVとはサングラスでもUVカットというように紫外線のことです。
UVインキは紫外線を当てることで瞬時に乾燥するインキのことです。
このインキの登場は飛躍的に作業工程のスピードUPとなり、納期の短縮にも繋がりました。
さらに瞬時に乾燥させることで特殊な素材にも印刷ができるようにもなるとともに、揮発性化合物を発生しないといった環境にも配慮されるようにもなりました。
 でも、世の中にはメリット・デメリットがあるように良いことばかりではありません。
スピードをとれば品質が落ちるトレード・オフの関係のように、油性インキの場合は時間をかけて乾燥するためインキが平滑になり、結果沢が良いといわれています。
ところがUVインキは瞬時に乾燥するため、レべリング(平滑性)が油性インキに比べ悪いといわれています。
さらにはインキも油性インキより高価であり、乾燥装置の設備やUVランプを設置しなければならず、これも高価です。
補足ですが、現在ではLED-UVインキもでています。
照明でもよく使われてだしているLED光源の波長に反応して乾燥するタイプのインキです。
省エネルギータイプとして今後は印刷業界に広まっていくと思いますが、印刷の絵柄を見せているのは紛れもなくインキであり、印刷物をつくることにおいて重要な役割を持っていることは間違いないです。
今回、印刷用インキについてつぶやいてみましたが、次回はパート3として「刷版(さっぱん)」についてつぶやいてみたいと思います。
ちなみに、実はパート4まで予定していて、最後の4つ目が何かは次回に発表するからね(何だろ、ワクワク)
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